タンポポ空地のツキノワ
前回のエントリーに書こうと思ったもうひとつの理由です。
私は、リーディングワークショップをはじめてすでに12年になりますが、
その間に受け持ったのは2・5・6年生だけです。
2年生は最後の年に1回のみ。
そのほとんどを高学年で実践してきました。
当然読み漁った本は高学年向きです。
最後の2年生の時と、ミニレッスン用に、絵本は大量に読みました。
でも、中学年向きの本はほとんど読んでいません。
有名どころの人を追っかけているうちに、
中学年向きだな〜と思った本はいくつかありますが、
中学年向きの本を探すことを目的にして選書したことはありません。
この本も森絵都を追っていたら出会った1冊。
2009年ですね。
今ではブッククラブの鉄板となった本です。
https://kaisaki37.hatenadiary.org/entry/20090330/1238386813
なので…
風越学園では、全学年(3歳から15歳まで)を相手にカンファランスする必要がありありますので、
中学年向きの本もこの機会に読んでおこうと思った次第であります。
あと、私はずっと高学年で実践してきました。
かなりの確率で本嫌いがたくさんいました。
でもね、低学年はめっちゃ本読むの好きなんですよ。
これ、中学年のどこかで、何かがあったとしか思えない。
この時期に、一人一人にぴったりの本を手渡すことが先生としてはとても必要なスキルなんじゃないかと思うわけです。
はげみます(^ ^)
さて今日の1冊はこれ。
これはおもしろい!
おもしろいというのは、笑えるということです。
ストーリーが笑えるというのではありません。
あさのあつこの書き方が笑えるんです。
うまいなぁ〜って思います。
ストーリーもかなりおもしろくて中身が濃いです。
これ、ブッククラブに使えるな〜と思います。
流れ星よりもちょっと簡単なレベルなので、
たくさんの子どもが親しめると思います。
女の子ふたりの「友情」なんてそんなクサイ話じゃないんだけど、
(中学年向けの本って、道徳の副読本か!っていう話が多い)
どんどん距離が縮まっていく感じがたまらなく(ぜんぜんクサくなくて)いいです。
これは薦めたくなるな。