オレンジソース

魚住直子さんの本に出会ったのは、ゴリの紹介です。

正確にいうと、ゴリのクラスでブッククラブをやってて、

そこで使われていた本の中の1冊が魚住直子さんの本でした。

 

非・バランス (講談社文庫)

非・バランス (講談社文庫)

 

その時の子どもの読書ノートを読んで、

本のほうも読んでみようと思い、

はまってしまいました。 

そのときの経緯はこんな感じです。

https://kaisaki37.hatenadiary.org/entries/2015/08/05 

 

 

上に書いてあるように、

何冊か読んだ魚住直子さんの本の中で一番好きな本です。

再読しようと思い、中軽図書館に行ったけどなかったので、

この本は何度も読むだろうと思ってポチりました。

 中学年向きのやさしい本ですが、

テーマがとてもとてもとてもとても重いです。

途中で泣いちゃう人がたくさんいると思います。

母の気持ちになったり…

自分の子ども時代を思い出したり…

むかしの「あの子」のことを思い出したり…

せつなくてせつなくて…

胸が苦しくなってきます。

 

魚住さんのとくいの投げっぱなしのラストですが、

これは「よくなる」予感があまりしません。

この手の話は、書き続けると「よくなる」展開が多いんですが、

だから投げっぱなしにしたのかな、とも思います。

 

 

「でも、こわくて、たしかめる勇気は、みさきにはなかった。・・・だけどとにかく、あの中からぬけだしてきたんだ。」

 

 

一歩踏み出したところで終わりをむかえるこの本、

みなさんはどう読みますか?

機会があったらブッククラブしましょう。

 

 

オレンジソース (きらきらジュニアライブシリーズ)

オレンジソース (きらきらジュニアライブシリーズ)