Two Trains〜とぅーとれいんず〜

 

Two Trains―とぅーとれいんず (学研の新・創作)

Two Trains―とぅーとれいんず (学研の新・創作)

 

 軽井沢の図書館には魚住直子さんの本が3冊しかなかったので、

狭山市の図書館に行って物色してきました。

この本は再読です。

以前読んでいたく感動したけど、

なんか内容忘れている感じがしたのでもう一度借りてみました。

やっぱいい(^ ^)

全5話からなる短編集です。

その中の、表題になっている「Two Trains」という小編は、

第57回小学館児童出版文化賞を受賞しています。

読みやすさのレベルは中学年ですが、

内容的には(理解したり語ったりは)高学年です。

主人公は全編とも高学年女子ですし。

高学年女子特有の揺れる気持ちや、

微妙な対人関係性の機微をとてもリアルに表現しています。

それが秀逸です。

4話、5話あたりで涙腺が緩むことでしょう。

ブッククラブの初期の練習に、

全5編から選んでもらうのもいいかなと思いました。

男子はちょっと「は?」となるかもしれませんが。笑。