数えてみた!2024春
2024.4.26 宮之浦岳追加!
鹿児島生まれなのに、佐多岬から南に行ったことがない。(沖縄はある)
鹿児島の離島、めっちゃいっぱいあるけど、
60年間海を渡ることがなかった。
今回、屋久島に住む従兄弟にお世話になりながら、
なんと、「台風1号」なんてものが発生し、
台風接近前日にえいやっと登ったのが宮之浦岳。
九州最高峰、石楠花の開花期で、全山白い花盛り。
下山時に雨は降り出すし、眺望はまったくなかったけど、
雨の森が最高に美しかった。
レイチェル・カーソン が、「センスオブワンダー」の中で、
雨の日こそ森の緑の息吹が映えると語った(言葉は忘れたけど)のがよくわかる。
屋久島の森は古代の杉が有名だけど、
それよりも生命力を感じさせる森でした。
百名山、数えてみた。
低い順にいってみよう!
剣山
美ヶ原
吾妻山
焼岳
白馬岳
あけましておめでとうございます&アドベンチャー教育③
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今年は年男。6回目。
そう、還暦です。
よく生きてきた。
祝おう。
そして、定年退職。
今の職場は正規職員としてはおしまい。
来年度からはちょっと働き方が変わります。
今の職場以外にもなんかやらないと食っていけないのだけど、
今のところ何をやるのかは未定です。
でも、もう、「教壇」にたつことはないでしょう。
というかもうしたくない。
私はもうロートルで、私の実践はもう一昔前のものになってしまいました。
今の職場にいると、それがよくわかります。
正直スピードも、特に内容はついていけないのです。
自分のパフォーマンスが落ちてきたのがよくわかります。
まったくアップデートしていない自分がよく見えます。
若い人へのフィードバックがうまくできません。
自分がアップデートしてないから、
協同してやるのに気後れしてしまう
質問されても昔の自分の実践しか見せられないし語れない。
「退職校長が新人指導をするのがクソ」と言ってた自分が、
そういう老害になる前にその場から降りなきゃいけません。
唯一アドベンチャー教育だけはアップデートしています。
これは今の職場に感謝です。
「アドベンチャーカリキュラムをやろう!」と推し進めてくれた、
理事長と校長にめっちゃ感謝です。
私が生き残れる道を残してくれました。
なので、これからはそっちに振り切っていくことになるかと思います。
でも自分はハードスキルをもっているわけではないので、
ガイドとか、そういうのはできません。
なので、学校教育からは離れられません。
その昔、OBを学校教育に取り入れるためにPAが生まれました。
今の職場は、それをそのまんま取り入れようとしています。
まだまだ暗中模索の段階ですが…。
たぶんそんな学校は日本中、いや世界中探してもないんじゃないかと思っています。
まだしばらくはそのチャレンジを続けていこうと思います。
そして、どっか違う場でも、
そこでは自分だけの力で、
子どもたちと一緒にチャレンジできたらいいなぁと思っています。
今年どっかで出会うみなさんへ、
一緒に楽しんでくれませんか?
よろしくお願いします。
アドベンチャー教育①
前投稿の新春の挨拶に、
最近は教育のことを語ることになんの情熱も感じなくなったと書きましたが、
私の教育の軸であった「アドベンチャー(冒険)教育」については、
いまだ情熱をもっています。
今の勤務校の軽井沢風越学園は、
開校2年目にアドベンチャーカリキュラムを実装しました。
ですので、仕事にも情熱があるわけです。笑。
私がアドベンチャー教育に出会ったのは今から20数年前ですが、
カリキュラムとして教育課程の中にあったかというと、
それはさすがに公立校では無理でして、
自分が勝手にクラスル運営に取り入れてみたり、
教科学習の中にエッセンスとして取り入れてみたりといった程度です。
それらはプロジェクトアドベンチャーという冒険教育の1手法をを用いてのものでした。
ウィルダネスでのアドベンチャーも、
移動教室や遠足の中で1プログラムとして取り入れていただけです。
(でも、全体設計はOBSのプログラムデザインを踏襲してつくっていました)
風越学園では、しっかりと「カリキュラム」として展開しています。
教育課程上の位置付けは「保健体育科」です。
保健体育は、体育領域の「スポーツ」「アドベンチャー」、保健領域の「こころとからだ」に分かれています。
さらに「アドベンチャー」は、
人間関係や協同、チームビルディングなどを体験的に学ぶ「リレーションシップ ・ラボ」
ウィルダネスのプログラムを行う「アクティビティベース」
次のステージへ一歩踏み出すために自己発見を目的とした長期遠征の「セルフディスカバリー」
の3つに分かれます。
「アクティビティベース」のプログラムは、登山(春)、登山(秋)、ロッククライミング(夏) 、ロッククライミング (秋)、ロゲイニング、キャンプ&沢登り、カヌー、ブッシュクラフト 、遠足(とおあし:距離20km、高低差400mの強歩登山)、スノーシューハイク(雪山登山)のプログラムが並びます。
「セルフディスカバリー」は6年生(7年生)と9年生のプログラムです。
7年生(6年生の時はコロナで行けなかった)は、信越トレイル60km弱を4日間でキャンプしながら歩き通しました。
9年生は軽井沢から上越の日本海まで190km、獲得標高3500mをキャンプしながら自転車で5日間で走破しました。
ここまで読んでみて、たぶんほとんどの方は「こんな学校見たことない」と思ったかと思います。
私も見たことも聞いたこともありません。笑。
なので、任された時はまったくの手探り状態で始まったわけです。
(続く)