ナルシスナルくんと兄弟天気図

ナルシス ナルくん (角川文庫)

ナルシス ナルくん (角川文庫)

銀色夏生さんの詩集はちょこっとだけ人に紹介されて読んだことがあります。
エッセイーも。
エッセーも詩もあーもっと読みたいと思わせるに充分な作品でしたが、
これは夏生さん作の「物語」です。


ちょっとドキッとするところがあったんですが、
なんだかとっても自然で、
するっとわだかまりはなくなりました。
ピュアなものに触れると、
俗世間にまみれている自分が浄化されるんですね。


児童書を集めだしてから気になっていた作家のひとり。
いっぱい児童書を出しているんですが、
もろYAが対象なので、
小学生に読めるものがありませんでした。
ふつうにYAだったら、
中学生が読めそうなものは、
よく読める小学生高学年の女の子だったら読めるんですが、
この人の作品はちょっと難しい。
まず仮名遣い。
これが大正時代のような書き方。
んで、漢字。
ふり仮名ふってない。
んでんで、内容。
ファンタジーの域を超えている。
不思議世界満開。
小学生にはその世界観は超難解。(ぱらぱら見た感じですけど)
その数ある作品の中で唯一この作品だけは異例。
漢字やさしい、仮名遣い普通、内容…
内容はまあまた軽い異次元ワールドなんですが、
それがちょっと…

正直言ってつまんなかったです。
リテラチャー・サークル用に5冊も買ってたのに…
失敗しました。