国際バカロレア

最初は…
「何それ?」
って思いましたよ。
お笑い芸人??
テロ組織??



8月6日、兵庫県摂津本山へ。
ここに「ラーンネットグローバルスクール」という学校があります。




入口には巨大なレゴブロックで創った造形が!




代表が炭谷俊樹さんという方。
この人のライフヒストリーがすごい。
ここらへんのことはこの本を読むとよくわかります。

第3の教育-突き抜けた才能は、ここから生まれる (角川oneテーマ21 (C-4))

第3の教育-突き抜けた才能は、ここから生まれる (角川oneテーマ21 (C-4))

学校作っちゃった!
素晴らしい人です。




国際バカロレアって?
国際的な学習指導要領のこと。
その評価基準がまたすごい。
規準じゃなくて基準なのがいいですね。
規準はよくわからんよ、あいまいで。
めざす人間像がまたまたすごい。
ここらへんのことは一緒にいったナオトのブログを見よう!

http://igasen.blog22.fc2.com/blog-entry-153.html
(自分じゃ何にも報告しないずぼらでごめんなさい)



日本の学習指導要領も、なかなかいいことをうたっています。
内容的にはバカロレアにだって引けをとらない(と思う)



ただただ残念なのは、
この指導要領を実際に子供のいる現場に落とすときに、
まあ、ようするにカリキュラム化する時に、
このカリキュラムをだれがどう作っているかということですね。
あなたの学校のカリキュラムは誰が作っていますか?



うちの学校は教科書会社がつくっています。
まあ、テキストが教科書なんですから、もうどんぴしゃりのカリキュラムですよね。
新指導要領の移行期間で、新カリキュラムをつくらないかん時期になったら、
教科書会社から一斉に新カリキュラムが送られてきて、
ばーっと、教務がそれを配布し、
各学年では今までのカリキュラムにそれを差し込み(または削除)、
時数を自校の時数とすり合わせ、
ハイ完成です。




残念・・・無念・・・




ラーンネットでは、
先生たちがカリキュラムをつくります。
それはそれはもう真摯に情熱をこめて…
その体験を午後にはその学校の先生たちや保護者の方も交えて行いました。
脳みそヒリヒリします。
こんなにカリキュラム考えたことないもん。
国語の1単元だけでしたが、つかれました。



今年度は教科書を使っているのですが、
それはあくまでもツール、教材です。
それを使って何を学ばせるかは先生たちが考えます。
それ以前は教科書を使っていなかったそうです。



カリキュラムを作るときの観点が以下の5つ。



・学習の姿勢
・コミュニティと奉仕
・健康と社会教育
・多様な環境
・人間の創造性



上記、目指す人間像が以下の10こ。



・探求する人
・考える人
・コミュニケーションができる人
・挑戦する人
・知識のある人
・道義心のある人
・思いやりのある人
・心を開く人
・バランスの取れた人
・振り返りのできる人



これを念頭に、カリキュラムをつくります。



これが先生の仕事です。
教育者としての立ち位置を再確認しました。