特活部研修会

今日は他市の小教研の特別活動部の夏季研修会の講師をしてきました。
3年前から毎年声がかかるのでやってます。
一応「クラスづくりに役立つゲーム」と銘打ってあります。


一年目、PAの理論的なことを中心にやったらちょっとひかれてしまいました。
二年目、ゲームに特化してやったらけっこう受けました。
三年目、今年はイニシアティブのアクティビティを中心にしました。そこからビーイングへとつなげました。このくらいの流れが人と時間とに合っているような気がします。実は大森PACEで5月にやったものとほとんど同じシークエンスです。定番になるかもしれません。


参加者に配布した資料を貼り付けときます。
参考にしてください。


○○市教研 特別活動部主催 夏休み特別研修
クラスづくりに役立つゲーム

①ゲームはごほうび?息抜き? 否!!
  ・積極的にゲームをする。
  ・やるからにはそれは授業。
  ・子どもに学びの場を与える。
②WIN−LOSEからの脱却
  ・罰ゲームをして何がおもしろい?そこで起こっている笑いは学級経営に必要なものですか?子どもの学びになっていますか?
  ・敗者と勝者を生むゲーム(競い合うゲーム)はたしかにおもしろい。
     敗者がさげすまされる
     常に敗者になるものが決まっている
     やる前から勝者と敗者が分かっている
     とおもしろくない。
③WIN―WIN(BOTH WIN)の考え方
  ・すべてが勝者である。または、勝敗がつかない。または、勝敗にこだわる必要がない。または、誰でも勝者になれる可能性がある。そうすると、いろいろなものが見えてくる、生まれる。
④LOSE―LOSEもおもしろい!
  ・教師が勝敗の意味づけをしてしまうと、とたんに意味が無くなる。
⑤PA的手法を学級経営や授業に生かす(AITC)
  ・フルバリューコントラクト
  ・チャレンジバイチョイス
  ・体験学習サイクル
⑥活動での教師の姿勢は日常的に行わないと意味がない
  ・ゲームの中だけで受容的態度をとってもしょうがない。
⑦やり方2割在り方8割
  ・ゲームの方法や種類は千差万別、多種多様。教師のあり方はひとつ。  ・ゲームは教師のあり方ひとつで全く意味の違うものになる。
⑧PLAY―TRUST―LEARN
  ・やる。(当然失敗もある)知る。出す。認める。信頼する。ともに学ぶ。
⑨HAVE FUN
  ・みんなで楽しくやる。
⑩グループチャレンジはWIN―WINかLOSE―LOSE
  ・ひとりひとりのチャレンジが、グループ全体に及ぼす影響を考える。
  ・課題を出すとき、教師の活動中のあり方、振り返り、
⑪グループアプローチとパーソナルアプローチ
  ・要はバランスです。
⑫必要なのは結果よりプロセス
  ・課題達成は重要であるけれど、そこへ傾きすぎると学びは生まれない。
  ・プロセスに注目すると失敗からも学べる。これまたバランスです。
⑬協力する、助け合う、がんばるからの脱却
  ・より具体的に振り返る。次へ活きる宝物を見つける。
⑭うまくいくんですか?と考えるより、まずやってみましょう!!
 子どもを侮ってはいけません。



今年はイニシアティブ
 ・課題解決のアクティビティは、あくまでもモデルであるということ。
 ・リスクのある場面を設定し、その場で協力や助け合い、コミュニケーションなどの要素を含ませ、具体的な行動や言葉を引き出す。
 ・それを日常生活に活かせるよう結びつける。(ビーイング)