公開授業参観記5

公開授業のフィードバックがまた届いたので紹介します。
今度の方は大学生の方です。


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KAIへ

感想遅くなりごめんなさいm(__)m
以下簡単にですが授業参観の感想です。




(児童の雰囲気)
他の方がおっしゃる通りに落ち着いている子どもだなという印象です。
特に、人の話を聴く姿勢ができているなと。
誰かが話を始めると、ザワザワしていた雰囲気が一転し、
集中して話者に耳を傾ける。
さらに、面白いなと思ったのは、
この時に誰かが誰かを注意するといったことが少ないこと。
言葉より態度で示すということなのでしょうか?(笑)
最近のKAIの日記で、
これが学校全体をあげての取り組みだということは承知したので、
「徹底的」にということ具体的に教えて頂きたいなと思っています。
今月の目標などはどこの学校でも掲げていると思うのですが、
実際にこれほどまでに浸透することって難しいなと思うのです。


(授業)
 素直な感想としてPAの理論が根底に流れて授業をされているんだなぁと思いました。
PAのゲームって面白いし、
結構多くの学校で取り入れられていると思うのです。
けれど、方法論に偏ってそれこそ一般化できずにいる場合が多いと思っていました。
KAIの学級の掲示物って、
一つ一つがPAのエッセンスが盛り込まれているのが感じられて、
とても素敵だと思いました。



 作家の時間の最後の児童の発表は心を打たれました。
「これは実際に体験した話しではない。そう思いたい・・・。」だなんて、
私は一生かかってもかけそうにありません(笑)
その素敵な時間をすでに他の児童の子どもは当たり前のように共有しているのにも驚きました。
 これは作家の時間に限りませんが、
単純に見ていて皆たくさん書いているなと思いました。
単純に感想や振り返りといっても、
ペンが動かない子をたくさん見てきた自分にとっては、
KAIがこれまでの授業でどのような仕掛けをしてきたのかが気になります。



 社会でKAIが言っていた、
「先生がやるのは動機付けだけ」という言葉が印象的でした。
全くもってその通りで、ただ前回の日記で質問が出ていた通り、
“漏れ”が批判の切り口になるなと思う授業でした
(私自身はあのやり方と「普通」の教え込む授業とで習熟度に違いがあまり出るとは思っていませんが。)
実際のところ、点数の面でKAIの児童と、
他クラスの児童、全国の児童とを比べるとどうなのでしょう。
(もちろん点数が全てだと思って聞いているわけではないですが)



 算数は新しい単元(例えば初めて掛け算を習うなど)を扱う場合にも、
同じような授業形態を取っているのでしょうか?
 読書家の時間は印象的だったのは最後のふりかえりのノートの中で、
一人の子が話し合い中の雰囲気に言及していた子がいたことです。
あ〜KAIの学級は素敵だなって思いました。
ただ感想っていったときに自分の報告がうまくできたかとか、
他の人のを聞いてどう思ったかを書くことに収斂しそうだけれど、
思ったことを書く(言う)それができていることを最も感じた瞬間でした。



 給食は児童が「あのおにぎりとってもおいしんだよ。何入っているかわからないんだけどね」って笑顔で言ってくれたのは思わずこちらもニヤってしてしまいました。



 PAはその後の経過を知りたいです。
前の日記で男女誘い合って遊び始めたと書いてありましたが、
現在進行形でしょうか?




(その他の質問)
 KAIは教師と子どもの関係はどのような関係だと捉えているのでしょうか?




(最後に)
今回の授業見学は自分が教師になった時にやりたいことのイメージをわかせることができ、
とてもためになりました。
給食まで頂いてしまって至れり尽くせりで本当にありがとうございました。
何かしらの形でまた活動をご一緒できたり、
ご教授いただける機会があったら嬉しく思います。
ありがとうございました。


やましぃ


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やましぃは、バリバリの野外系男子で、
とってもさわやかな青年です。
体験学習法や、野外活動等とっても実践している方なので、
その方からのこのようなフィードバックはとってもうれしいです。


そして…




就職おめでとう!!