質的研究と平成20年度12月12日の学級通信

授業づくりネットワークの理論研究会第1回、
「質的研究」の二日目に参加してきました。
これは確実に、自分の中で、分岐点になるでしょう。
PAに出会った時、
WW、RWに出会った時、
それに次ぐ3回目の分岐点です。



でも、最近、インプットがなかったなぁ…という反省点も浮かび上がりました。
学んでない。
アウトプットも、おんなじパワポの繰り返し。
成長がない。



ちょっと、質的研究や、構造構成主義を加味してみよう。
まずは校内研究…
楽しみ。




次の学級通信は個人の後期の目標設定なので割愛。
次のも、グループワークトレーニング(以下GWT)の個人の振り返りなので割愛。
んで、この号は、そのGWTの子供向けの説明の文になります。



PAを手始めに、PAに出会ってから、様々な体験学習法ベースのアクティビティを試してきました。
PA,GWT、プロジェクトワイルド、プロジェクトラーンニングツリー、アサ―ショントレーニング、構成的エンカウンターグループ、ネイチャーゲーム、ピアサポート、アイオレシート、トロプス、ソーシャルスキルレーニング…などなど…




で、結局残ったのは、PAとGWTだけです。
これだけはオススメできます。
GWTだけを突き詰めると、まず私たちでは理解不能
始まりは私達先生ではちょっと無理なところからスタートしています。
まあ、それだけ理論的にはしっかりしているものです。
横浜の先生方が、このGWTを、学校教育用に1単位時間のパッケージプログラムにしてくれました。
それが、「学校グループワークトレーニング」というものです。
書籍では、遊戯社というところから3冊出版されています。
これはかなり優れモノです。
ぜひお試しあれ!






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  もぐらのさんぽ NO‘37


○○市立○○小学校五年三組学級通信 H20,12,12
 

  グループワークトレーニングって何?  これが道徳?


今、道徳の時間にやっている「グループワークトレーニング」(以下GWT)って、
何のためにやっているかわかりますか? 
いや、そもそもこれはいったい何?
GWTのもともとを説明すると、とってもむずかしい話になるので、
それはちょっとおいといて、
かんたんに言うと、



○ みんなでいっしょに何かをやることは、
  とっても楽しい!っていうことを体験すること。
○ だけども、全員が楽しいと思うことはとってもむずかしいことなので、
  そのために必要なことは何のかを考えながらトレーニングしましょう!ということ。
○ そのときに、いろんなことに気付くので、
  それを実際の生活でも生かしていきましょう!ということ。



とまぁ、こんな感じです。
最初にやっていた、カードのゲームは、
「全員で協力して課題を解決するためには何が必要か?」
ということを学びました。
今やっているのは、
「全員の意見や考えをひとつにまとめるには何が必要か?」
ということについて学んでいます。
むずかしい言葉で言うと、最初のが、「課題解決:イニシアティブ」、
今のが「合意形成:コンセンサス」です。
PAも同じようなことをしていますが、
GWTはぜんぜん体を使いませんね。
机の上でのことです。
どちらも中心になっているのは、「話し合い」です。
だから、どちらかというと、人と人とのコミュニケーションのほうに、
重点がおかれていると思ってください。
でも…なんでこれが「道徳」なの?????
と?がいっぱい出てくることでしょうね。


さて、ゲームが終わったあとは必ず振り返りをしてきました。
その中で、課題を解決するためや一つのことに決定するための話し合いには、
いろいろと必要なことがあることに気付いてきたと思います。
最初のうちは、「話し合いの方法(技術的な部分:たとえば「人の話は最後まで聞く」とか「人に聞こえるように話す」とか)」にばかり目が向いていましたが、
だんだんと回数を重ねるうちに、
そればかりではダメだということに気がつく人が何人か出てきたように思います。

ここに、このあいだの、
「ユッタンランド探検記」が終わった後の振り返りを、全員の分をのせます。
その振り返りの中で、
「話し合いの方法」についての気付きと、
そうではない気付きとに分けてみてください。
「そうではない気付き」のほうがたぶん「道徳」です。


その気付きを、どんどん深めていって、
「あー、それって大事だな」と思えるようになれば、
わたしたちはまた一歩、ゴールに近づいていけると思います。


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ぜひみなさんもやってみてください。