学校公開参観記『ライオンと魔女』ブッククラブの巻③

前回の学習塾の方々の中から一名もれておりましたのでここに掲載します。
ありがとうございました。



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本日は公開授業に参加させて頂きまして、誠にありがとうございました。

教室に入った瞬間、「自分もこういうところで小学校時代を送りたかった!」と強く感じました。
教室に入ってまず目に飛び込んできた、豊富な図書が並べられた本棚。
ファンタジーやノンフィクションなど、ジャンルは様々。
レベルとしてはなかなか高めのものもありますが、
たくさんの本が置かれている光景が醸し出す、
「さまざまな世界への扉が開けている」という空気感。
先生自身の人柄も相俟って、その自由な雰囲気が教室中に満ちていました。
(自分が以前勤めていた国語専門教室でも生徒に人気の高かった本がかなり置かれていたのは、個人的にかなり嬉しさを感じたところです。)



・太った質問
「本質的な問い」「物語の主題や本筋に関わる問い」などとも表現できる言葉。
しかし、それをそのまま子どもに伝えてもなかなか腑に落ちない。
「太った質問」という的確なたとえが子どもたちの間でも共通の言語として浸透し、
皆が使いこなしていることに驚きました。



・「黒子」に徹する
「教師が唯一絶対の答えを知っていて、そこに向かって生徒を誘導する」のではなく、
「生徒自身が自らの視点で問いを立て、粘り強く追究していく」ことを、
あくまで「黒子」として援助するようなイメージ。
もちろん指導すべきポイントではしっかりとレクチャーしつつも、
基本的な部分では子どもたち自身の発想、「世界の見方」を尊重することで、
自由で活発な議論が生まれていました。



・授業後のお母様同士の会話。
 「子どもに借りて、久々に私も本読んだわよ。」
 「楽しかったわよね。」
一冊の本が親子の共通の話題になるのは、本当に素敵なことであると改めて実感。
家で、子どもとお母様の間でどんな会話が交わされるのだろうか、
と楽しみになりました。


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ありがとうございました。


今日で教育実習が終了しました。
たった三週間でしたが、実習生も、子どもたちも、私も大きな学びの三週間でした。
自分の実践が、決して「突拍子もないもの」ではないという確信がもてました。(笑)
楽しかったです。