夏のこどもたち

夏のこどもたち (角川文庫)

夏のこどもたち (角川文庫)


日本版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』ともいうべき表題作だそうです。
ライ麦畑でつかまえて』ですよね。
自分、読んだことないので比べようがありませんが…


川島誠は、男の子にヤングアダルトを読ませるために見つけてきた作家。
でもこれ、ちょっとやばいっす。
性的表現がちょっとというか、かなりあって、
小学校高学年男子にはついていけないかなと思いました。
逆に小学校高学年女子には大丈夫かも(と女性に言ってもらえました)

女子のほうがこの時期大人なんですね。


でも、この本、読書家の部屋から撤収しようと思います。


あっ、本の内容はとってもいいですよ。(書かれている状況はすさまじいけど)
少年のぐちゃぐちゃ感やるせなさや、大人の醜さとか、体制への反発とか、
でも、最近のお話って、さりげないさらりとしているのが多いですね。
すごい状況なのに、主人公はぜんぜん緊迫感がなく、
冷静に客観的にみつめていて…
こういいうほうがウケルのかな?