新学期ではないけど授業開始!

うちの学校は今日から授業開始です。
夏休みの始まりは一週間遅く、
夏休みの終わりは一週間早いので、
夏休みは4週間しかありません。
4週間中、プール指導、出張、研修、会議と入りまくり、
夏休は5日、年休は3日しか取れませんでした。
これでは教師は疲弊してしまいます。
教師という職業は、専門性や社会性を磨くために、
研修し、社会に出、様々な価値観に出会わなければいけないと思っています。
それができるのが長期休暇です。
でも実際は長期休暇なんて取れやしません。
学校が始まってしまえば、
1時間単位で休暇を取るのにもすごく気を使う職種です。
だから毎年同じことの繰り返しになってしまうのです。


社会は進歩しています。
学びのスタイルも進歩しています。
でも教員の学びのスタイルは一向に進化しません。
市民レベルではワークショップという、
学習者同士の学び合いが普通に行われています。
前に、オリンピックセンターにPAの研修に行ったときに、
あそこの無数にある教室の中で行われていたことは、
そのほとんどがワークショップでした。
講義調のものは一つもありません。
市民レベルでも、企業レベルでも、学びのスタイルは本来人が学ぶスタイルになってきています。
でも、将来の市民や企業人を輩出するであろう学校の学びのスタイルは、
いまだ旧態依然のままです。


そして、委員会の用意する研修のくだらないことったらありゃしません。
まったくの時間の無駄。



今日は1時間目からさっそく「作家の時間」
夏休み中にボランティアで子ども達が出版・製本してくれた、
「もぐらのさんぽ第2集」をみんなで読んで、
お気に入りの作家さんにファンレターを書きました。
この、フィードバックが次への製作への意欲を生みます。
出版された本はおうちに持って返り、
おうちの人にもファンレターを書いてもらいます。
今回は、余計に30冊製本したので、
それを同じ学年のクラスに持っていって、
他クラスからもファンレターをもらおうかと考えています。
多様・多数の読者を用意するというのがWWには絶対不可欠です。


3・4時間目は、移動教室のプレゼンです。
パワーポイントで概要をまとめたのを子ども達に提示し、
説明をしました。

今までの移動教室と大きな違いをまず説明し、
まず、「目的」
これをしっかりと意識付けます。
ここが一番大事なところ。
たぶん、ほとんどの移動教室説明会では、
簡単にすっ飛ばしているところ。
それじゃダメ。
目的があって、次に目標がくる。
目標のためにそれを達成するために何が必要か。
そして、達成するために必要な要素が含まれる具体的なプログラムは何か。
といった感じで説明していきます。
この実際のプログラムに至るまでの過程を子ども達に理解させ共有させることではじめて「意味」や「意義」が生まれてきます。
一本筋が通ればあとは簡単です。
子ども達に任せればいいのですから。



ちなみに表題の「新学期ではないけど…」というのは、
うちの学校は2期制なのでまだ前期の途中なのです。