リーパーさんの授業

おとといの金曜日、リーパーすみ子さんが、
英語活動を子どもたちに授業しに来てくれました。



リーパーすみ子さんは、
アメリカのニュ―メキシコ州アルバカーキの小学校で、
長い間、図書館司書をしてらっしゃった方です。
その時の様子を書いた本がこれ。

ライブラリアン奮闘記―人種のるつぼ、アメリカの学校で

ライブラリアン奮闘記―人種のるつぼ、アメリカの学校で


これは名著です。
おもしろいです。
でも絶版です。
ご注文はアマゾンの中古でお求めください。



児童の90パーセント以上がヒスパニック系の移民で、
ほとんどの子が英語を話せないという中で、
いろいろな手法で子供たちに英語をつかませようと模索した方です。
純粋に英語習得のためのメソッドから、リーディング、ライティングの手法まで、幅広く実践した方、研究されている方です。



↑本当はここに、


アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている』―英語が話せない子どものための英語習得プログラムライミング
作者: リーパー すみ子
メーカー/出版社: 径書房


という本を紹介したいんですが、
はてなが悪いのか、amazonが悪いのか、
正しく表示されません。
この本が今、リーパーさんの一番言いたいことがのっている本です。
名著です。
ぜひお手にとってご覧ください。

えほんで楽しむ英語の世界

えほんで楽しむ英語の世界


↑残念ながらこの本もまた絶版になっており、
入手するのは困難かもしれません。


そして、来年の2月には、お待ちかね(おれだけ?)の
「ガイデッド・リーディング」の実践本が出版されます。
これがすごく楽しみ!



さて、うちのクラスでの授業の様子は…
まさに「ガイデッド・リーディング」!って感じではなく、
まず、音策認識である、「フォネミック・アウェアネス」です。
日本では「フォニックス」が主流ですが、
アメリカでは、フォニックスの前にこの「フォネミック・アウェアネス」を子供たちに提供するようです。
まあ、詳しいことは2冊目に紹介した本を読んでください。



そのあと、絵本の読み聞かせがどんどん続きます。
これがおもしろい!!
「ガイデッド・リーディング」も織り交ぜながら、
音とリズムとで英語をどんどん楽しめるように読んでいきます。
ライミング(韻を踏む・ダジャレ)」と「アリタレーション(頭文字が韻を踏む)」の本を中心に6・7冊読んでくれました。



この後の職員研修も、充実したものになりました。
やはり本場の実践者は違う。



楽学でワークショップを行う予定でしたが、
双方の都合で延期にしました。
予定としては来年の2月27日(土)です。
その時には「ガイデッド・リーディング」の本も出版されているので、
出版記念ワークショップとして開催します。
お楽しみに!