ロング学活〜目的ありき〜

例年1月の最終金曜日にある「ロング学活」なるもの、
どの学校にもよくあるお祭り行事です。
私はこれに気合を入れています。
クラスビルディングとしてとらえています。
うちの学校は、運動会はクラスを紅白に2分割、音楽会は学年、移動教室もクラスを解体して学年でやっちゃうので、
クラスが一体となって何かに向かって突き進む的な行事がないのです。
唯一、このロング学活があるくらいです。




なので、ゴール設定がとっても重要になります。
昨年通り、クラス会議で話し合っていきます。
普通はたぶん、「何をやるか」で各クラスもめるのでしょうが、
それは流れが違います。
まずは、「なんのためにやるか」です。
これがまさに「目的」になります。
最終的にどうなっていたいかイメージできたり、
さらにこの目的の上位に位置する「学級目標」の具現化を図るものでなければなりません。
今年はクラス会議を子供に任せて、
子供たちだけで決めてもらいました。
先生は席をはずしてみました。



しばらくして「できたよ〜」のお呼びがかかり教室へ行ってみると…


こんな感じにまとまっていました。
学級目標をまっさきに意識していることがうれしいですね。
それにしても先生より字がうまい…。



次に、この目的を達成するために必要な要素をあげていきます。
目的達成のためにはこのようなことがプログラムに含まれていればうまくいくんではないか…と考えていきます。
これも子供にお任せ。



なるほど、なるほど…


そしていよいよプログラム内容です。
目的、目的達成に必要な要素が決まればそれに合致するものを考えていけばいいわけです。
目的もなんにも決めずに最初にこれをやると、
雑多になんでも出てきて、収拾がつかなくなります。
結果的に多数決で多数派(勢い?)に決まるわけですが、
必ずなんらかのくすぶったものが残ります。
だってねぇ…その決定にはなんの「根拠」もないんだもの。
やりたいっていう人が多かっただけでしょ?




内容はこんな感じで出てきて、
目的と要素に照らし合わせて3つになり、
その組み合わせで決定しました。
「おばけやしき迷路」です。



12月にこんな感じでクラス会議で話し合い、
代表委員会でもお許しが出て、
1月から早速準備に取り掛かります。
思い切ってまた子供たちに任せていきたいと思います。
「企画力」をつけねばね。



ちなみに…
この系統のプログラムは、私自身4年連続になり、
毎年教室をダンボールでギタギタにしています。