参観記②

続きまして、メッシ(子供が付けた)さんです。


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2月17日 カイさん授業振り返り


「自立した学び手を育てる教師の関わり方」
今回カイさんの授業を見させていただいて、
考えたことは、教師の関わり方です。
成熟した学級では教師は要らない。
当たり前だけど忘れがちなこのことを、
実践されている姿を見ることができ、
自分の目指すべき姿、ファシリテーターとしての教師、
が少し見えたように思います。



具体的な場面では、カイさんが子どもの発言を「待つ」様子が印象的でした。
垣間見えるカイさんの子どもへの声かけも勉強になりました。
「報告してくれる?」「声のトーンが、おかしい」など必要最低限の声かけだったように思います。



また、教育技術として学びあい、振り返り、ガイドライン、読書家・作家の時間を見ることができたことが、
参観させてもらって本当に良かったと思います。



PAの理論を用いて学校で行われている具体的な活動は、
イワセンに見させてもらったとき以来で、
自分でも忘れていた部分がありました。
そういったことを現場に立つ前に思い出すことができ、よかったです。



ただ、一日だけだったのでカイさんに聞きたいことが山ほど出てきました(笑)
答えられる範囲で良いので返事をいただけたらうれしいです。




・共有について
共有の場面で子どもの声が小さくて後ろまで聞こえなかったのですが、
それはよいのですか?
共有だからみんなに伝わる声がいいと僕は思うのですが。



  そうだよねぇ。
  最近そういうことを注意することを忘れていますね。
  たぶん…
  興味がないから、「聞こえません」と言わないのでしょう。
  あとは、必要ないと思っているからでしょうね。
  あとは、共有の方法としてはあのやり方はまずいからでしょうね。
  あとは、あとは、その子に「聞こえません」というのはかわいそう、
  がんばって発表しているからそれでよしと思っているからでしょうね。
  現に、誰もおしゃべりせず、
  聞こえてはいなかった子もいただろうけど、
  聞こうとしていましたから。
  共有が目的ならもっと違う方法を使ってます。
  あの場面は、自分たちが今何をしているかを確認させるために行っていました。
  それを自分の口で説明できる、それがあの時間のねらいです。
  共有は、二次的なねらいです。



・自分でスケジュールを作る
子どもが自分でスケジュールを作って行うとのことですが、
もし終わりそうになかったり、
子どもがやらなかったりする恐れがある場合は、
どう介入するのですか?



  終わりそうになかったら、
  「終わりそうにないね、どうする?」って聞きます。
  やらなかったら、
  「やってないね、これからどうする?」って聞きます。
  考えさせます。
  または、一緒にどうするか考えます。
  それまでのプロセスを振り返って、次にどう改善するか考えさせます。
  また次の活動でそれを試してみます。
  その繰り返しです。
  たぶん心配しているのは、「終わりそうにない」状況ではなく、
  「終わらなかった」状況だと思うんですがどうでしょう?
  



・子どものその後
この授業スタイルで卒業していった子どもたちのその後が知りたいです!
どんな大人になったのか、もしわかるなら教えていただきたいです!



  追跡したいですねぇ。
  PAを一番初めに一緒にやった子たちは来年成人を迎えます。
  アンケートでも取ってみましょうかね。
  でも、そのころはアクティビティ中心で、
  今みたいに教科教育の中に、
  体験学習法やらAITCやら取り入れていませんでしたからね。
  こんな感じになったのはここ数年のことです。




まとめるとこのような感じです。
この度は本当にありがとうございました。是非また授業参観させてもらえたらうれしいです。
これからもよろしくお願いします!


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こちらこそよろしくお願いします。