寄生獣


(ちょびっとネタバレ注意)
寄生獣」レイトショウで見てきました。
今から20数年前、先生になりたての頃夢中になって読んでいました。
作者岩明均さんは、モーニングで連載していた前作の「風子のいる店」で知って、次作がこのマンガでした。
絵はそんな上手じゃなかったけど、ストーリーとテーマに惹き付けられてアフタヌーンで読み、
コミックも初版で買い…と思い入れの大きい作品でした。
ラストは自分の中ではあまり納得がいかなかったところはありましたが、
全編通じて恐ろしいほどの「語れる」部分のあるマンガで、
友達とよくブッククラブ(?)していました。



さて、実写版。
グロいところもありますが、よくまあ、映像化できたもんだと思います。
秀逸でした。(でも、マンガの原作通り実写化したらさらにグロになって上映できないでしょうが 笑)
パラサイトのVFXはすごいです。
なるほど、あのマンガでの描写はこうなるか…こりゃ怖いわ。超リアルです。 
ストーリーは原作通りでないところはいっぱいありますが、
展開に無理はさほどなく、大事なところは押さえてあったんではないでしょうか。
里美の新一への言葉とか、
犬の死体のところとか、
母親のところとか、
田宮良子の逡巡とか…
るろうに剣心でもそうでしたが、実写にするとさらに重くなりますね。
戦闘シーンとかそれも剣心同様すごいのですが、
重きは剣心よりかはなくて、ストーリー重視でしょうか。
完結編はさらに重くなるでしょうし、戦闘シーンはさらにグロくなるでしょう。
SAT出てきますし。


で、途中で「あれ?」っと気付いたんですが、これまた「佐藤直紀」でしたよ。
好きなんです、私。
龍馬伝」「るろうに剣心」に引き続きまたまた音楽は佐藤直紀さんでした。
雰囲気出しますよねぇ、落ち着く…。


一つだけ、主人公とヒロインの配役だけが残念なんですけど…(笑)
最後に出てきた、比古清十郎…ではなく、
後藤こと浅野忠信さんの存在感は半端なかったです。完結編が楽しみです。😄