小学五年生

小学五年生

小学五年生

重松清さんも児童向けの本、いっぱい書いてます。
この本は題名からしてピンポイントな本です。
17編の短編集ですが、すべての話の主人公が、
小学五年生の男の子なんです。
10,11歳の微妙なお年頃というか、
第2次性徴がはじまるちょっと前の青年への入り口世代の話です。
人生のうちで、ここから1〜2年間だけ、
性徴も体格も女子を下回ります。
精神年齢は特に・・・(これは私の見解)
このこともこのお話ではいろんなトピックになっています。



しかし、よくこのころの男子の心情がわかりますね。
この本は、小学5年生が読むより、
二十年以上前に小学5年生だった人が読んだほうがいいんじゃないかと思います。
重松作品、読んでみようと思います。