ゲーム合宿

例年2月に開催されている「ゲーム合宿」が、
今年も2月6、7日に神奈川県清川村で行われました。
ある理由により告知を遠慮していましたが、
今年はけっこういろいろと流れたようなので、
来年は積極的に、かつ早目に告知をしたいと思います。
ぜひぜひご都合つけていらしてくださいませ!



「みんなのPA系ゲーム合宿2010」
正式にはこういう名前です。

会場は、神奈川県立清川青少年の家。
参加費はなんと・・・3000円と超破格値です。


基本コンセプトは、

  ・経験者を中心に、みんなでゲームをリードしあう。
・基本に忠実に「ふりかえり無しのゲーム○連発」あり、
  ・でも「時にはじっくりふり返りたい」もあり、
  ・またPA系以外にもこんな体験学習があるよ、もあり。



そして、
基本の約束「フル・バリュー・コントラクト」と「チャレンジ・バイ・チョイス」
この二つの約束を守ることができていれば何やってもOKというものです。


主宰者の高久啓吾さんは、
日本のプロジェクト・アドベンチャーの先駆者的な存在の人です。
著書はこれ↓↓↓

楽しみながら信頼関係を築くゲーム集 (ネットワーク双書―新しい体験学習)

楽しみながら信頼関係を築くゲーム集 (ネットワーク双書―新しい体験学習)

私がプロジェクト・アドベンチャーを始めるきっかけになった本です。
ここらへんの話は長くなるので割愛・・・。
この本との出会いは、私の人生の中で、
一番のターニングポイントになった出来事だったのです。



そもそもこの「ゲーム合宿」なるものは、
日本にPAが輸入される5年ほど前に、
諸澄さん(以降もろさん)という人が、
野外系の人たちを集め、
むこうの原書を読み解きながらアクティビティ大会を始めたんだそうです。
かなりはちゃめちゃな会だったらしく、
たくさんの伝説が残っているらしいです。
ここらへんの記録は、もろさんのイラストとともに、
清川青少年の家に残っていますので、
参加された方は見てみるといいです。
抱腹絶倒の記録です。




その後、PAが日本に導入され、
一時期、まじめに冒険教育の先行きを考えよう!
みたいな会(NAVELといったかな)になったらしいですが、
残念(いやいいこと?)ながらまた何でもありのゲーム合宿に戻ったのです。
私がこの合宿の存在を知ったのがこのころです。
当初は、経験者のみ、さらには神奈川県在住在勤の方しか参加できないという、
暗黙の決まりがあったので、2回ほどスルーされ、
やっと参加することができました。
(なので、告知を遠慮していました)




そうやって続いてきた合宿だったのですが、
主宰者のもろさんが、「疲れた・・・」ということで、
今までためにためたアクティビティを、
一冊の本にして、合宿自体に一区切りをつけようということになりました。
最後の「大便ゲーム」合宿を通して完成した本がこれ↓↓↓

みんなのPA系ゲーム243

みんなのPA系ゲーム243

私を含めた西多摩PACEチームで、
数ページを担当して書いています。



その出版記念の「みんなのPA系ゲーム大会兼ちょっとしたパーティー」合宿が開催され、
これにてゲーム合宿の歴史に幕がおろされようかとしたとき…
「こんなおもしろい企画がこのまま終わるのはもったいない!」
という声が多方面から沸きあがり、
そこでわれらが高久啓吾氏が立ち上がり、
「私がやりましょう!」と存続が決定しました。



……それから、4年後が今年です。



毎年ファシリテートさせてもらってます。
いろんな人にファシリテートしてほしいので、
ちょっと遠慮するところもあります。
(ほんとは気楽にいろんな人がやってみるといいと思う)



今年やったのは、
コピーキャット
・たのも〜
・たまごラップ
で1シリーズ。


もう1シリーズは、
ポータブルのスパイダーズウェブを持っていってたので、
それをゴールにした一連のトラストのアクティビティを行いました。


・人の字バランス
・トラストリーン二人組
・トラストリーン三人組
・柳に風
・よっぱらい
・ラビテーション(ゆりかご)
・スパイダーズウェブ


このような流れです。
50人の中から13名のチームで行いました。
最後のウェブは45分間、すごい集中力でした。
振り返りは、体験学習サイクルに沿って回してみました。



毎年毎年、若い人たちがたくさんやってきます。
大学生のうちからPAみたいなプログラムを知って幸せだなぁ〜と思います。
でも最近は、
「それもいいけど歳とってから知るのもぜんぜん悪くない。いやむしろその方がいい」
と思うようになりました。
それのほうがいろいろと「こねる」ことができます。
それのほうが楽しいね!



ではまた、来年のゲーム合宿でお会いしましょう!!