イエナプラン協会設立記念シンポジウム
みなさん、イエナプランって知ってますか?
いきなりリンクで申し訳ないですが、こちら↓↓↓
http://www.japanjenaplan.org/jnaplan_towa/jena_kihon/jena_kihon.htm
オランダの公立学校でも採用されている教育カリキュラムです。
このカリキュラムの何が素晴らしいって、
すべてです。
教育は社会とつながっています。
というか、つながっていないと意味がないです。
私たちはその接点を握っています。
私達は恒久的に平和を築き、すべての人が幸せに暮らしていける社会の市民を育てていかなければならないと思っています。
イエナプランにはその要素が十二分にもあると思っています。
オランダイエナプラン協会が作成したイエナプラン教育の共通認識を明らかにした20の原則です。
A人について、B共同社会について、C学校についてから構成されています。
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A.人について
1. 各人はユニークである。つまりたった一人の存在である。だから、すべての子供とすべての大人はそれぞれ、かけがえのない価値を持っている。
2. 各人はその人がその人らしく発達する権利を持っている。その人らしく発達するとは、次のようなものによって特徴付けられる。
独立性、自分で(批判的に)判断する意識を持つこと、創造性、社会的正義へ向かう態度
この権利は、人種・国籍・性別・性的傾向・社会環境・宗教・信条または障害の有無によって一切差別されるものではない。
3.各人はその人がその人らしく発達するために次のようなものと個別の関係を持っている。
すなわち、他の人々、自然や文化についての感得できる現実、および、感覚によっては経験できない現実と。
4.各人は常に人まとまりの人格を持った人間として認められ、可能な限りそのように待遇され、話しかけられるべきである。
5.各人は文化の担い手、また、文化の改革者として認められ、可能な限りそのように待遇され、話しかけられるべきである。
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B.共同社会について
6.人は、各人のかけがえのない価値を尊重する共同社会を目指して働くべきである。
7.人は、各人のアイデンティティ(個性)の発達のための場と刺激が与えられる共同社会を目指して働くべきである。
8.人は、お互いの間の相違や変化を、公正と平和と建設性に基いて受け入れる共同社会に向けて働くべきである。
9.人は、地球と世界空間を尊重しかつ注意深く守る共同社会を目指して働くべきである。
10.人は、自然資源と文化資源とを、将来の世代のために責任をもって用いる共同社会を目指して働くべきである。
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C.学校について
11.学校は、関係者の、比較的自立的で共同的な組織である。学校は社会によって影響を受けると同時に、自身が社会に対して影響を与えるものである。
12.学校では、成人らは、これまでに示された人と共同社会についての原則を、その行為の教育学的な出発点として、仕事を行う。
13.学校で教えられる教育内容は、子供たちの生の世界と(内的な)経験世界から、そして、この原則のはじめの項で描かれている『人』と『共同社会』の発達にとって重要な手段であるとみなされる、われわれの社会の中の文化資源とから、引き出される。
14.学校では、教育は、教育学的な道具を用いて教育学的な状況において実施される。
15.学校では、教育は、対話・遊戯・仕事(学習)・催しという基本活動のリズミックな循環的交換による教育形態が用いられる。
16.学校では、子供がお互いに学び合い助け合うという目的の元、年令や発達のレベルにおいて、異質性の高い、慎重に考えられた、子どもたちのグループが作られる。
17.学校では、自立的な遊びや学習が、指示されたり指導されたりする学習によって、交換的に、補足されながら行われる。指示的・指導的な教育は、特に、レベルの向上を目的としている。これらすべてにおいて、子ども自身のイニシアチブが重要な役割を果たす。
18.学校では、基本的な経験、発見、探求と共に、ワールドオリエンテーションが中心的な場を得る。
19.学校では、子供の行動や成績についての判定は、可能な限り、その子供の独自の発達史から、また、その子供との話し合いを通じて行われる。
20.学校では、変更や改善は、決して終わることのないプロセスとみなされる。このプロセスは、行動と思考との首尾一貫した交換作用を通じて遂行される。
どうでしょう。
この原則、教育の原則とも言えるのではないでしょうか。
さて、このイエナプランを日本でも!と提唱している方が、
リヒテルズ直子さんという方です。
その直子さんが、今回、日本イエナプラン協会を設立いたします。
設立メンバーは、私達がかかわっているEFCのメンバーでもあります。
その設立記念の講演会のお知らせです。
前置きが長くなってしまった…
以下、案内文です。
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日本イエナプラン協会設立記念シンポジウム
『イエナプラン教育は、共に生きる未来社会のために』
―明日の学校に向かって―
この度、日本における、イエナプラン教育の発展を深めるために、
『日本イエナプラン協会』を設立することとなりました。
そこで設立を記念して、代表のリヒテルズ直子氏の講演と、
既にイエナプランを日本で実践している方々の実践報告を行います。
この、急速に変わりゆく社会の中で、私たちが今こそ、
子ども達のために、未来の日本の教育のために、できることは何か。
イエナプラン教育を通して考えていければと思っています。
是非ともご参加頂き、情報共有と共に、
ネットワークづくりにご活用ください!
皆さまのご参加、心よりお待ち申し上げます。
【申込フォーム】http://kokucheese.com/event/index/4520/
【日時】 2010年10月11日(月・祝)
13:30〜16:30(13:00開場)
【会場】 中野サンプラザ 7階 研修室10
【プログラム】
13:30 開会挨拶
13:35 リヒテルズ直子氏講演・質疑応答
14:50 休憩
15:00 日本の実践報告
・京都教育大学の実践の紹介
・日本の公立小学校でのイエナプランに通じる実践の紹介
16:00 日本の実践者からリヒテルズ氏への問い+質疑応答
16:30 閉会
【参加費】 3000円(当日会場にてお支払いください。)
【申込フォーム】http://kokucheese.com/event/index/4520/
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日本での実践報告では、
ぼくの友人の伊垣ナオトといっしょに私も報告をする予定です。
みなさん、ぜひぜひご参会のほどお願いいたいます。
イエナプランについてはこの本を!
オランダの個別教育はなぜ成功したのか イエナプラン教育に学ぶ
- 作者: リヒテルズ直子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 60回
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- 作者: リヒテルズ直子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2004/09/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 尾木直樹・リヒテルズ直子
- 出版社/メーカー: ほんの木
- 発売日: 2009/04/26
- メディア: 単行本
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