4月終わった。

公立小学校の職を辞し、某会社の契約社員と、フリーランスファシリテーターで1ヶ月なんとか持ちこたえました。
充実しているのかしてないのか、忙しいのか忙しくないのか、よくわかりません。



仕事を、「やりたい仕事」と「やらねばならない仕事」と「やならなくてもいいんじゃね、この仕事」に分けるとすると、
公立小学校での比率は、私の裁量する限られた時間の中で、5:2:3くらいの感じだったでしょうか。
私は時間を使うのがヘタクソで、勤務時間が平均でも半日(笑)くらいでしたので、上手な人はもっと後者2つの比率が低いことでしょう。私は、全体の勤務時間を長くすることで、5割の「やりたい仕事」の時間を増やしていました。これはちょっと不健全なのでおすすめしません。



さて、じゃあ今はどうかというと、今は、9:1:0です。
3番目の、めっちゃ「不毛」に感じる仕事と時間がなくなったという点は、とっても大きいです。
この3割を占める仕事がなんだったのか、これはとってもおもしろネタになるし、いろんな人が愚痴りまくっているの、その人たちに任せましょう(笑)



9割を占める「やりたい仕事」は、人の成長に関わる仕事という点では、契約社員ファシリテーターも同じです。そして、根っこではこの2つはつながっているというのがおもしろいところです。
なぜつながっているかはナイショ😄



実は、「先生」も続けています。場は違いますが、子どもの学びの場づくり、学びのサポートは今までとは違ったカタチで続けています。でも、小学校のほうが、はるかにおもしろいです。ここの点は、とっても後悔があります。学校はやっぱりおもしろい場です。そして、とっても恵まれている場所だと思います。めっちゃ、条件や施設やサポートやなんたらかんたらなんでも、「教育の場」としては、サイコーの場所だと思います。だから、ここをどんどんいいものにしていくことは、私もみんなもがんばっていきましょうね。今は、「学校」からは離れているけど、また「学校」には戻るつもりです。



ファシリテーターのほう。
現役で先生やっていたころも、ファシリテーター稼業はやってました。稼業というのも変だけど、公立小学校の先生やりながらやってるんだから、見た目そうなっちゃいます。そのほとんどは、先生を相手にしたプログラムでした。私がファシリテートできるのは、アドベンチャープログラムしかないので、そのアドベンチャープログラムをどうやって教育の場に取り入れるか、どうファシリテートするか、そんなことを考える場をいろんなところで、いろんな先生たち相手にワークショップを開いてきました。(いろんな方々にお世話になりました。ありがとうございました)
西多摩PACEも、そういう場です。
でも、先生相手のワークショップや講座では、もう私は学べないと思うようになりました。




青少年指導員、企業の新入社員、公立中学校新入生、専門学校新入生、私立中学校新入生。
4月のアドベンチャープログラムのファシリテート対象者です。
今までの考え方と根本的に違うのは、アドベンチャープログラムを、学校教育の現場でどう使うのかではなく、
そもそも、アドベンンチャープログラムってなんなのよ? んでもって、どのような場で、どう使われるのかをいやでも考える場に身を置いて、その現場で体験したことを学校教育の現場でどう展開しよっか、って考えてみたいと思ったのです。



でも、これも違った。そんなん、どうでもいい。
学校でのアドベンチャープログラムは甘々です。
プログラムの内容とかじゃないよ。
コンテンツはそんなに変わらないです。
もっと、学ぶべきは、ほかにある。
この現場、ヒリヒリする。



うまくいえないけど…
クライアントからの要求、タスク、最終的なゴール、タイムマネジメント、初見の参加者、シークエンス、アクティビティのチョイス、全体進行との兼ね合い、リスクマネジメント、安全管理、観察と介入、振り返り、フィードバック、出さねばならない成果…もう、ありとあらゆることが緊張感の連続。こういう場は、西多摩PACEでも、行政や民間教育団体から依頼されたワークショップでは経験できないです。
先生相手のワークショップも緊張するけど、心のどこかで、参加者に甘えているところがあります。学校では、子どもたちに甘えているところがあります。
長年講師稼業やっていると、どこかで慢心してしまいます。
今現在は、甘えている場合ではありません。
私が先生やっていて、そこでアドベンチャープログラムをやっていたということは、クライアントや参加者はまったく知らないし、そんなことなんも関係がないのです。
「すごいことを実践されている先生」っていうラベルがない。



一緒にやっているファシリテーターから学べることがとても多いです。
不思議と、「この人、先生やったら絶対いいのになぁ…」って思う人がいないのです。
「この人は、学校なんか来ちゃいけない。絶対ここ!!」って思っちゃうってことは、今いる現場のほうが、学びがぎゅっと詰まっている感が高いのかなと思ってしまいます。
うーん、よくわかりません。



今年度は、先生相手のワークショップはやりません。
前年度、受けてしまったものはいくつかありますが、それだけにします。
原稿、執筆依頼もお断りしています。




4月の仕事場所。
新横浜、渋谷、横浜、茅ヶ崎、六本木、本八幡、軽井沢、赤城、練馬、高尾、竹の塚、成城学園前、相模原、松戸。
何の仕事だよ(笑)



1年間、基本こんな感じで仕事していきます。
秋にはオランダにイエナプランの研修にも行きます。
盟友ゴリと、軽井沢風越学園にも関わることになります。
さあ、楽しくなってきた。
とりあえずは、たきびーる楽しもう(笑)
みなさま、よろしくお願いします。