2017年終わった。んでもってあけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
2018年が始まりました。
この一年、どんな年になるんでしょう。
楽しみです。


記憶を紐解いてみると、2004年の年賀状から書くことをやめたようです。
13年前というと、そうですね、ネットに依存し始めた頃ですね(笑)
MixiとかMLで年賀の挨拶をしていたんでしょう。
(私のサン牧は今頃どうなっているんでしょう…)
ブログでのお年賀は2009年が最初のようです。
http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/20090101



ということで、今年も新年の挨拶はブログでしたいと思います。
まずは2017年のふり返りから…。


何と言っても一番大きかったのは、27年間勤めた公立小学校の職を辞したことです。
定年前に辞めるにはそれなりの覚悟が必要でしたが、
定年(たぶん再任用されるから65歳)まで勤め終わってから「さあ、何しよう?」ってなっても、
体が思うように動かないんじゃ意味がないなぁと漠然とした思いがありました。



そんな時に、あるとっても魅力的な話が飛び込んできて、
よし!これなら先生辞めてやってみたい!って思って、
思い切って辞めることを決心しました。
その時に、オランダに3ヶ月間の研修に行こうとも決めました。
でも、結局その話は私のほうから断ってしまって無しになったんだけど、
「まあ、一度決めたからにはやってみるか!」って思って、
オランダ行くにはどうせ辞めなきゃいけないし!
というか、10月の校長面接で辞めるって言っちゃってたし、
撤回するのもしゃくなので…笑
(ここまでは2016年の話)



(ここから2017年の話)
食えなくなると困るし、定収入ないと怒られちゃうので、
つてを頼って、契約社員の仕事を斡旋してもらい、
(かなりわがままを聞いてもらい感謝しています)
あとは、フリーでアドベンチャープログラムのファシリテーターと教員向けの講座講師でなんとかいけるだろうと腹をくくりました。(しかしこれは、今にして思うに、かなり無謀で超甘い考えでした。フリーでファシリテーターしていらっしゃる方々や、個人でアドベンチャープログラムの事業を起業して働いていらっしゃる方々、そしてみっちゃんを心から尊敬します。たぶん、この一年で私は精一杯です)
これが1月の話ですね。
オランダ行きも、フリーのファシリテーターもやりたかったことだし、
65歳になってからでもできるんだけど、今やらなきゃ満足にできないっしょ。



3月までは、2年生の子どもたちとのんびり最後のときまで過ごすことができました。
この2年生との1年間は、私の教師生活の中で、最高に幸せな1年間でした。
その前の2年間の5・6年と合わせた3年間は、
アドベンチャープログラムも、ライティングとリーディングのワークショップも、自己主導の様々な学びも、探究も、リズミックでゆるやかな時間割も自分では満足できる実践が行えたと思います。
3月31日は、1人教室で感慨にふけってしんみりと・・・
って思っていたけど、教室の片付けを春休みに入ってからずーっとやっていたにもかかわらずまったく終わっておらず、
最終日も警備員さんの勤務時間ぎりぎりまで仕事して、なんとも締まらない終わり方をしてしまいました(笑)
みなさん、教室移動や学校異動なんかと同じと思っちゃいけません。
教室にある荷物を全部家に持って帰るというのは大変なことです。
と言いつつ,あきちゃん、荷物をいろいろ置きっぱなしにしていってごめんなさい😓



4月から新しい環境で心機一転!
そして、ちょっとのんびりと仕事や自分のやりたいことができるかなと思っていましたが…
確かに仕事はとてもやりがいがありました。
前にも書きましたが、仕事の中身はやりたい仕事の割合がどーんと増え、
ちょっとだけ、やらねばならない仕事があって、
こんな仕事やる必要なくね?と思ってしまう仕事をやることは皆無になりました。
そして、「残業」はゼロになりました。
ほぼすべての仕事が、「終わるときに終わる」からです。
とうぜん「始まるときに始まる」のです。



私は公立小学校に勤めているとき、
タイムマネジメントがまったくできなかった人で、
働き方改革」の最重要・最緊急対象者だったと思います。
重要なサンプルになる自信がありました。(笑)
朝は6時には学校にいましたし、
警備員さんが帰った後も残って仕事して自分で施錠して帰ることもとても多かったです。
徹夜で泊まり込むことも。。。
最後の1年間を除けば、平均勤務時間は13〜14時間だったでしょう。
確実に過労死レベルです😓
土日出勤も多かったし、仕事じゃないけどワークショップを受けたりやったりで忙しくしていました。
家族には迷惑をかけっぱなしでした。
仕事をバリバリしていたんじゃなくて、仕事をだらだらとやっていることが多かったです。
まったく効率よく仕事することができませんでした。
へんなところにこだわったりして…笑



そして、4月から。
「だらだら」することができなくなりました😄
これが「働き方改革」には一番効果があるということですね(笑)
そうすると、「始まるときにはじまり、終わるときに終わる」ことができます。
でもこれは私個人の問題です。
あと、協働するするようになりました。
私の感覚ですが、協働して仕事をすれば、だらだらと仕事をすることがなくなります。
これ、確実、真実。
なので、残業多い職場とかってほんとうの意味での協働はできていないと思います。
特に学校という職場は。
学校辞めて他の仕事に就いた人とか、逆に他職種から先生になった人とかはこれよく分かるんじゃないなかなぁ。。。
学校って、協働して仕事してないよね。
仕事が多くて複雑かつ煩雑なので、協働して取り組むのはその枠組みからして難しいとは思いますが…。



なぜだらだらできないかというと、上記の仕事は時間はタイトで、結果もシビアに求められるということで、
これが今までと一番大きな違いです。
たくさん学ばせていただきました。
たくさん迷惑かけました。
すみませんでした。
まだまだ精進します。
今年もがんばります。



労働時間が減って、無駄な仕事はなくなり、
すっきりしたからそれ以外はのんびりできていたかというとそんなにうまくはいかなかったです。
やっぱり自分のマネジメント能力は低いなぁと感じました。
4月からは風越学園の準備にも関わることになったので、
ファシリテーター契約社員と風越の準備の仕事が日々の仕事になりました。
4月…5日、5月…7日、6月…4日、7月…9日、
完全OFF日は以上です。
このOFFの日も、講座のパワポや配布資料をつくったり、
プログラムのシークエンスをつくったりしていますので、
そんなに「やすんだ〜!」って感じにはならないです。
なので、遊ぶときにはしっかり計画立てて山行くぞー!とか、旅出るぞー!って感じにしないと、
仕事が気になって気になって仕方がありませんでした。
初めての仕事ばかりなので、不安なんです。



上記のOFF日以外の日はバリバリ仕事しているかというと、まあ、ほとんどそうなんですが、そうでもない日があるんです。
それは…「打ち合わせ」っていう仕事内容の日です。
この、「打ち合わせ」が入ると、その日はそれで一日つぶれます。
打ち合わせは数時間で終わるんだけど、
この日にプログラムを入れたり、契約の仕事を入れたりすることができなくなってしまいます。
そして、この打ち合わせという仕事はたいていペイを生まない。
せいぜい交通費かコーヒー代くらい。
「えっ?これって打ち合わせ必要だった???」っていう打ち合わせがあると、がっくりしてしまいます。
プログラムのペイと込み込みと考えればいいんでしょうが、どうしても割に合わないものも多かったです。
フリーの方々はどうしていらっしゃるんでしょうか、知りたいです。
その後、いろいろ画策して、できるものは同じ日に2つ、3つの仕事を入れるようにしました。
なので、移動が大変でしたが、いろんな街を回れるのは楽しかったです。
(満員電車だけは大嫌いなので、午前中の待ち合わせは異常に早い時間に出てましたが…笑)
そんなこんなで夏までは忙しい日が続き、
さらに夏は長期遠征を仕事もあそびもたくさんしました。



契約社員の仕事は、学習塾なので、子どもの教育に携わる点では一緒ですが、現場はまったく違うものでした。
まあ、教育の目的が違うのですから現場は違うのは当たり前ですね。
でも、この学習塾はちょっと考え方が変わった塾(上記の教育の目的も普通の受験塾とはめっちゃ違う)なので、
とてもおもしろい経験をたくさん積むことができました。
授業も私が教職の頃にやっていた感じと同じことができましたし、
それまで私がやっていたライティングやリーディングのワークショップも企画を立ち上げてもらって行うことができました。
塾の先生方向けにも、上記のワークショップやリフレクションワークショップを開くこともやらせてもらえました。
太っ腹な学習塾です、笑。
ありがとうございました。



ファシリテーターの仕事は、
それまで学校の中で、自分のクラスの子どもたちに行っていたものが、
あらゆる所属の子どもから大人までが対象になり、
いろいろと迫られるものがありました。
でもそれも、とても刺激的で、うまくいかないなぁと思うことは多数でしたが、
素晴らしいファシリテーターの方々に囲まれ、
日々自分のファシリテートを見つめ直し、
体験学習サイクルを回し続けることができました。
ありがとうございました。


学校や先生相手のワークショップでのアドベンチャープログラムと、
今年の仕事でのアドベンチャープログラムの大きな違いは、
上記の「対象が違う」ということよりも、
ディレクションの有無です。
学校でやっているときは、何を目的にするか、いつするか、どこでするか、何をするか、どれだけするか、何をどう振り返るか、最終的にどうなっていることが必要なのか…等々、すべて私が考えて決める必要がありました。そして、それらを途中で臨機応変に「変える」ことができました。
しかし、この一年は、プログラムを発注するクライアントがいて、さらにそれに応えてプログラム全体を統括するディレクターやコーディネーターがいて、そして、ファシリテーターの私がいるという構図です。
このカタチでプログラムをファシリテートするのはなかなかに難しい…😓
「えっ?何も考えなくていいから楽じゃん」と思うかもしれませんが、いやいや、これはレベル高いっす😓
いろんな引き出しもってなきゃいけない。
考えていることと見えていることは違うし。
いろいろな折り合いつけるのが難しい。。。
勉強になります。
ありがとうございました。



秋はオランダ行。
帰って来たらもう年末。
年末にPAJのAITC(Adventure In The Classroom)というプログラムに関わらせていただけました。
これがこの年の最大の思い出深い出来事です。
苦節18年(笑)、PAを学校教育に取り入れる取組を続けてきて、やっと念願叶いました。
プロトタイプの試みでしたが、これ、続くと嬉しいなぁ。。。
今回は「あり方」にフォーカスしたプログラムでしたが、
私は「やり方」にもこだわりがあるので、
(これは、西多摩PACEで私やけんじがやってきたプログラムが相当生かせるはず)
「あり方」と「やり方」と両方ない交ぜにしたAITCがやりたいです。
(西多摩PACEでやるって言ってたのに実現できなくてごめんなさい)
あと、リフレクションワークショップを様々な場で行うことができました。
これももっと磨いていきたい。
これらは今年の抱負になります。



だらだらと書いてきましたが…
①AITCが実現できたこと。
②先生辞めたこと。
③新しい現場が新鮮で、でもシビアで、勉強になったこと。
これが昨年のベスト3です。


さて、2018年はどんな1年にしようか…
とりあえず分かっているのは、4月から環境が大きく変わるということ。
そして、仕事も、1本になるということ。
これもまた新しい現場なのでとても楽しみです。
何にせよ、この年で新しいことに次々とチャレンジできるのはうれしいことです。
楽しみだ。


ということで、長々と書いてきましたが(実は去年の12月30日から書いている)、
今年1年、
いつかどこかで出会う皆さん、
ネット上で出会う皆さん、
どこかで私のことを思っていてくれる皆さん、
どうかよろしくお願いします。
皆さんの幸せを私は願っています。