料理① ロード

私は今、平日は軽井沢に単身赴任、

週末は狭山の家に戻ってきています。

いいかげん、一人暮らしが飽きたんですが、

これがあと数年も続くとなると、

ちょっと自分の残りの人生これでいいのかと考えてしまいます。

 

ということはまた改めて考えるとして、

週末は徹底的に料理をしまくります。

軽井沢ではほとんど満足に料理できないんで、

ここぞとばかりに料理しまくるんです。

 

なんでこんなに料理好きかという話をしていきたいと思います。

 

東京の大学に出てきて、

仕送りのお金だけじゃ足りないので、

ま、みんなバイトしますよね。

私が選んだのはオープンキッチンのパブレストランでした。

最初の時給はなんと500円でしたよ。

(それはダマされていると友達に言われましたが…笑)

特に料理や接客業がしたいというわけでもなかったのですが、

最寄り駅の街のある店の扉にアルバイト募集の張り紙があったから、

というのが正直なところです。

小さな店だったし、雰囲気も悪くなかった。

 

最寄り駅は「武蔵小金井駅

そこの店の名前は、「ロード三世」っていいます。

なんかかっこ悪い。笑。

ロードは道じゃなくて、LORDです。

領主とか君主とか、偉そうなやつです。

三世というからには、一世、二世もあるのかというと、

一世も二世も、国分寺にありました。

一世とは呼ばずに本店でした。

二世は私が入ってしばらくして閉店してしまいました。

1回行きましたが、「スタ丼(近所にあった今は伝説のあのスタ丼家のパクリ)FXⅡ改」とか、おもしろメニューがあっていい店でしたが…。

 

本店は朝の5時までやってる、国分寺では有名なパブレストランでした。

12時までは健全な店ですが、

12時を過ぎる頃になると、夜な夜な怪しげな客が現れ、

なかなかにエキサイティングな店でした。

お水の方とか、ドカタの方とか、おまえほんとに学生かよ…と思われる爆弾作ってそうな学生とか、明らかにあちらの方ですよね?というお方とか…。

国分寺は大学の多い街で、特に芸術系の大学が多かったので、

そいつらもかなりやばいくらいにおもしろいやつらが多かったです。

そんな人たちとおしゃべりしながら仕事するのは楽しかったです。

あ、この本店でも私は後半働いてました。

後半というのはこのロード系列の店に働いていたのは、

なんと、都合8年間なのでした。

ずっと厨房で働いていました。

(続く)