オレンジソース

魚住直子さんの本に出会ったのは、ゴリの紹介です。

正確にいうと、ゴリのクラスでブッククラブをやってて、

そこで使われていた本の中の1冊が魚住直子さんの本でした。

 

非・バランス (講談社文庫)

非・バランス (講談社文庫)

 

その時の子どもの読書ノートを読んで、

本のほうも読んでみようと思い、

はまってしまいました。 

そのときの経緯はこんな感じです。

https://kaisaki37.hatenadiary.org/entries/2015/08/05 

 

 

上に書いてあるように、

何冊か読んだ魚住直子さんの本の中で一番好きな本です。

再読しようと思い、中軽図書館に行ったけどなかったので、

この本は何度も読むだろうと思ってポチりました。

 中学年向きのやさしい本ですが、

テーマがとてもとてもとてもとても重いです。

途中で泣いちゃう人がたくさんいると思います。

母の気持ちになったり…

自分の子ども時代を思い出したり…

むかしの「あの子」のことを思い出したり…

せつなくてせつなくて…

胸が苦しくなってきます。

 

魚住さんのとくいの投げっぱなしのラストですが、

これは「よくなる」予感があまりしません。

この手の話は、書き続けると「よくなる」展開が多いんですが、

だから投げっぱなしにしたのかな、とも思います。

 

 

「でも、こわくて、たしかめる勇気は、みさきにはなかった。・・・だけどとにかく、あの中からぬけだしてきたんだ。」

 

 

一歩踏み出したところで終わりをむかえるこの本、

みなさんはどう読みますか?

機会があったらブッククラブしましょう。

 

 

オレンジソース (きらきらジュニアライブシリーズ)

オレンジソース (きらきらジュニアライブシリーズ)

 

 

タンポポ空地のツキノワ

前回のエントリーに書こうと思ったもうひとつの理由です。

私は、リーディングワークショップをはじめてすでに12年になりますが、

その間に受け持ったのは2・5・6年生だけです。

2年生は最後の年に1回のみ。

そのほとんどを高学年で実践してきました。

当然読み漁った本は高学年向きです。

最後の2年生の時と、ミニレッスン用に、絵本は大量に読みました。

でも、中学年向きの本はほとんど読んでいません。

有名どころの人を追っかけているうちに、

中学年向きだな〜と思った本はいくつかありますが、

中学年向きの本を探すことを目的にして選書したことはありません。

この本も森絵都を追っていたら出会った1冊。

2009年ですね。

今ではブッククラブの鉄板となった本です。

https://kaisaki37.hatenadiary.org/entry/20090330/1238386813

 

 

なので…

風越学園では、全学年(3歳から15歳まで)を相手にカンファランスする必要がありありますので、

中学年向きの本もこの機会に読んでおこうと思った次第であります。

あと、私はずっと高学年で実践してきました。

かなりの確率で本嫌いがたくさんいました。

でもね、低学年はめっちゃ本読むの好きなんですよ。

これ、中学年のどこかで、何かがあったとしか思えない。

この時期に、一人一人にぴったりの本を手渡すことが先生としてはとても必要なスキルなんじゃないかと思うわけです。

はげみます(^ ^)

 

 

 

さて今日の1冊はこれ。

 

 これはおもしろい!

おもしろいというのは、笑えるということです。

ストーリーが笑えるというのではありません。

あさのあつこの書き方が笑えるんです。

うまいなぁ〜って思います。

ストーリーもかなりおもしろくて中身が濃いです。

これ、ブッククラブに使えるな〜と思います。

流れ星よりもちょっと簡単なレベルなので、

たくさんの子どもが親しめると思います。

女の子ふたりの「友情」なんてそんなクサイ話じゃないんだけど、

(中学年向けの本って、道徳の副読本か!っていう話が多い)

どんどん距離が縮まっていく感じがたまらなく(ぜんぜんクサくなくて)いいです。

これは薦めたくなるな。

 

いえでででんしゃ

魚住直子の本をもっと読みたいのだけど、

中軽井沢の図書館には3冊しかなくて…

しかたないので、有名どころを漁ることにしました。

 

 

そもそも、なんで、急にまたブログを再開したかというと、

今、軽井沢風越学園では、国語のカリキュラムを鋭意作成中でありまして、

リーディング・ワークショップでいこうということになるのは当然の結果でして。

さてそこで、カンファランスするときのスタッフの必要な知識として、当然ながら、

「本読んどかなきゃダメだよね」ということになるのは必然。

でも、私は現場を離れてからすでに2年と半年過ぎていて、

久しく児童書を読んでいない。

現職の頃は、必要に迫られてひたすらに読む毎日だったけど、

(必要に迫られてというか、おもしろかったからだけど)

今はほとんど読んでない。

なので…4月までもう半年しかない…読み始めるかと…となった次第です。

それと、もう一つ。

これはまた明日のエントリーに書きます。

きょうは、かぜあそび、楽しんできます。

 

今日はこの2冊。

1巻めと2巻めのギャップがはんぱない。笑

1巻めはちょっと説教くさくてイマイチに感じたけど、

2巻めであさのわーるど来ましたね。

そして、クスッと笑えるところがたくさん。

3巻めのあるらしいけど、中軽にはなかったなぁ…

残念…

ちなみに、2巻めのとちゅうで、

「いえでででんしゃ」と気づきました。

「いえででんしゃ」じゃなかった。笑笑 

いえでででんしゃ (新日本おはなしの本だな)
 

 

 

 

超・ハーモニー

再び魚住直子

RGBT(1997年が初版だからこの言葉もあまり認知度がなかった時代ですね)がテーマになっているところもあるけど、

家族再生の話がメイン。

魚住さんの「◯・◯◯◯」っていうシリーズは、

ぜんぶ「再生」がテーマなような気がします。

このあと、どうなったんでしょうね。

魚住さんの作品は、こういう投げっぱなしも多い。

でも、よくなる予感しかない投げっぱなしだけど。

 

超・ハーモニー

超・ハーモニー

 

 

 

くまのあたりまえ

 魚住直子の短編集です。

表題作もよかったですが、ギンコちゃんに惚れました(^ ^)

 

 

第103回西多摩PACE「だらだらカシラ」のお知らせ

ご無沙汰しています。
7月の100回記念にはたくさんの方々にお祝いの言葉をいただき感謝、感動しまくりの一日でした。
ありがとうございました。
今後とも、西多摩PACEをよろしくお願いします。



さて、予定していた夏のアウトドア企画は、私の都合で中止になってしまいまいsた。
申し訳ありません。
(替わりに10月に行います)
次回は9月の15日になります。
この9月の会が豪華です。
中島宏さん(カシラ)をお呼びしての、だらだらシリーズになります。
カシラは言わずと知れたレク会の大御所。
福岡で、子どもたち、保護者、青少年活動指導者等々に幅広く学びと遊びの場を提供している方です。
レクだけでなく、プロジェクトアドベンチャーにも精通しており、
私がPAを始めた頃には、もうすでにばりばりのファシリテーターでした。
場づくりやインストラクションが、もう絶妙なんです。
あっというまにカシラワールドに引き込まれてしまいます。
この空間、時間、ぜひぜひ体験してほしいと思っています。
カシラが西多摩PACEに来るのは今回が3回めです。
そして、たぶんこれが最後です。
カシラは、第一線からの引退を考えており、
関東でワークショップを行うのはこれが最後となります。
みなさん、まだカシラワールドを体験していない方は特に、ぜひぜひ丸1日カシラを味わい尽くしましょう。
お申し込みお待ちしています。
申し込みは、以下のリンク先のこくちーずからお願いします。
残席はもう1けたになっています。
お早めに!!

https://kokucheese.com/event/index/531062/


ちなみに、参加者も豪華です。
たぶん、「えっ?この人がいるなんてチョーラッキー」と思う人がいます(笑)

西多摩PACE100回記念大会!!のお知らせ

2002年11月18日、東京都西多摩郡瑞穂町武蔵野コミュニティセンターで、
第1回西多摩PACE(実は名前は西多摩冒険教育研究会)が開催されました。
途中2年近い休止期間をはさみ、回を重ねることついに今年の4月で100回となりました。


※詳しい経緯はここ↓↓
http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/20101222/1292948758


そこで、7月の西多摩PACEは「西多摩PACE100回記念大会」と題して、
2部構成で盛大に開催いたします。



第1部は西多摩PACE恒例企画「だらだらシリーズ」になります。
これまで岩瀬直樹氏、ちょんせいこ氏、鈴木優太氏、寺中祥吾氏と続いて、私です(笑)。
だらだらとおしゃべりします。
1人でしゃべっても空しいので、
100回記念にふさわしい素晴らしいゲストの方々をお招きしています。
ゲストの方々と、アドベンチャー教育の「これまで」と「今」と「これから」についておしゃべりしていきます。
と、同時に、私自身と西多摩PACEのヒストリーもお話ししていきます。構成は以下のようになります。



①アドベンチャー教育の「これまで」
 田中裕幸さん(ゆうこうさん、日本アウトワードバウンド協会代表)
 二宮孝さん(にのさん、NPO法人体験学習研究会)
 岩瀬直樹さん(ゴリ、一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団)



②アドベンチャー教育の「今」
 以上の3人の方+
 山地歩さん(あっちゃん、NPO法人体験学習研究会)
 寺中祥吾さん(アンディ、流通経済大学助教
 伊垣尚人さん(ナオト、LAFT)



③アドベンチャー教育の「これから」
 以上の6人の方+
 秋山真一郎さん(あっきー、仙石PACE代表)
 川本諒さん(もっさん、湘南PACE代表)
 石川翔太さん(ぎょ、湘南PACE代表)
 橋本貴さん(もっちゃん、大阪PACE代表)
 秋吉健司さん(けんじ、西多摩PACE代表)



④最初の6人のゲストの方々がテーマ提出者のOST(オープンスペーステクノロジー



さてさて、どんな話が飛び出すのか、楽しみでしょうがないです。
途中アクティビティもはさまれるかもしれませんので、動きやすい服装でおいでください。
話聞くだけじゃなくて、割り込み大歓迎ですので、
言いたいことがある人はどんどこしゃべりはじめてください。



第2部は、場所をすぐ近くの「ライブステーションSAYAMA」に移してのお祝いパーティになります。
2時間半の飲み放題、食べ放題のプランになります。
夜はライブとステキなショーの行われる店なので、美味しいお酒と料理が出ますよ。
みんなで昼間っから飲み食べまくりましょう!
そして、ライブハウスなので、当然ながら音響ばっちり!楽器もOK!!…ということで、
我こそはと思う方は楽器持参でお願いします。
自由に歌って弾いてください。
プログラムも、西多摩PACEの5人の幹事がおもしろ楽しいことを考えているのでお楽しみに!
もし、こんなのやってみたいんですが…と考えている方がいらっしゃいましたなら、
直接メッセージをください。お待ちしています。
西多摩PACEに関係なく、このゲストの方々とお話ししたいと思う方は、ぜひ1部2部ともにご参会ください。お待ちしています。
そして、これを機会に、今後とも西多摩PACEをよろしくお願いいたします。



日時:2018年7月22日(日) 
   第1部 9:00〜13:00  第2部 14:00〜16:30
場所:狭山市市民交流センター第1ホール
   LIVE STATION SAYAMA(狭山ステーションビルB1F)
会費:第1部 3000円 第2部 5000円


申し込みはこちらから。(こくちーずのページに飛びます)
https://kokucheese.com/event/index/525427/