リーディング・ワークショップ

明日はリーディング・ワークショップの合宿です。
メンバーが実践をもちよって報告したり、
これからチームとして機能するために、
いろいろなコンセンサスをとることをします。
けっこう正念場の一日になりそうです。
さてさてどうなりますことやら…。



ライティング・ワークショップも、
リーディング・ワークショップも、
まさに両輪で、お互いに補完したり、積み上げたり、
どちらがどちらかのベースというような絶対的な関係でなく、
お互いが恋人のような関係です。
うーん、よく分からないですね。
ごめんなさい。



ベースと言えば、これらワークショップのベースになっているのは、
良好な人間関係にほかなりません。
これがないと、ワークショップも、学び合いもできません。
私はこのベースを、プロジェクト・アドベンチャーや、
グループワークトレーニングの手法でつくっています。
おちいりやすいのが、
教師と児童の人間関係が良好な関係を築けただけで満足してしまうこと。
これができただけでも実に気持ちのいい授業ができます。
児童の信頼を勝ち得ると、授業や生活の様々な場面でうまく事が運びます。
担任から見ると、とてもいいクラスに見えます。


でも…


先生がいなくなると…
進級や卒業した子が会いに来て言います。
「先生のクラスがよかったなぁ…」
「今のクラスつまんない。先生がおもしろくないから楽しくない」
「先生担任やってよ!」
こんな言葉聞くとうれしくなります?
ほとんどの先生がうれしくなるんじゃないですか?
私も最初のうちはそうでした。
「そうかそうか、先生がいいか、ありがとね」って。


でも…


よくよく考えてみると…
こいつら何にも育ってないじゃん!
自分たちじゃなんにもできない。
仲間で何か楽しいこと創り上げる力がついてない。
池に住む鯉。口を開けて待っている。(ゴリ談)
そこに私は一生けん命餌を投げ入れていた。
鯉はばしゃばしゃ寄って来る。
それを見て私は嬉しがっていた。
自分ってすごいとも思っていた。



でも…


餌をくれる人がいなくなったとたん…
池の鯉は路頭に迷った。
私は餌をあげて喜んでいた。
でも本当に必要だったのは餌ではなく、
「自分で餌をとる方法」「自分で餌を見つける方法」
だったんだよ。
そこに気付いた。


子どもの人気者になることは簡単です。
でもそれは一番大事なことじゃない。
(大事じゃない事でもないけどね)
大事なのは子ども同士の信頼関係。
PAではフルバリューな関係って言う(のか?)。
私はあんまりこの言葉使わないけど。
(フルバリューってあんまりよくわからない)
信頼関係っていうとちょっとかたくなるけど、
「安心」っていったほうがぴったりくると思う。



こんな関係がベースにあったらうまくいくよ。