研究発表会のお知らせ

2月9日に勤務校の研究発表会があります。


「自己肯定感を育む授業・活動の工夫」が研究主題になります。
教育課程の全領域に関わることなので、
教科は様々です。


研究の視点は…
①信頼関係の構築
②授業・活動の工夫(言語活動、恊働的な学び、主体的な学び)
③自己評価・振り返り
④地域・保護者との連携
⑤教師の在り方
になります。
こんなんやれば自己肯定感は高まるんじゃないのかな?って。
ここまでは仮説検証型研究になります。
じゃあ、実際に何やるのよ?ってところから、
うちの研究はちょっと変わってきます。
普通はここで、手法まで全部上から決められて、
嫌々「なんでこんなことやらなきゃいけないの?」
って感じちゃって、職員のモチベーションがダダ下がりになっちゃんうんですが、
こっからうちは自由(笑)
手法に関しては、仮説生成型研究になります。



実は今年は研究指定2年目で、
1年目は、上記の5つの視点さえも決まっていませんでした。
ですから、まったくの仮説生成型の研究で、
1年目は、まあ、各自各学年で効果がありそうなもの片っ端からやってみよう!!
って感じでやってます。
昨年度末に、積み重ねた実践から、
自己肯定感を高めるためにはこんな要素が必要何じゃないの?
ということで、5つの視点をみんなで決めました。
そして、やった実践はとりあえず全部だしあって、
(紀要の「研究の視点」の項に載っています)
その中からさらに深めてもいいし、新たに何かやってもいいとということで、
各自各学年仮説を作っていこうと。


なので・・・


取り上げている手法が・・・



プロジェクトアドベンチャー、グループワークトレーニング、ホワイトボードミーティング、協同学習、学び合い、ブッククラブ、保護者・地域の方の授業参画、振り返りジャーナル、構成的グループエンカウンター、お話タイム、ワールドカフェ・・・ごった煮の状態です(笑)



いやー、ここらへんはちょっと研究になってないかもしれません。
まとまりのなさが・・・。
でも、先生たちが「これは!」って思ったことや、やりたいことをやるのが、
一番いいと思うんですよね。
そして、目の前の子どもたちの様子を見ながら、あーでもないこーでもないと考えて、悩んで、振り返って。チャレンジして、挫折して、でも再チャレンジして…って、そうやっていくことが研究なんじゃないだろうか。
先生たちの自己肯定感も高めていかなきゃね(笑)



自己肯定感の高まった先に、
「幸せな子ども時代」と「たくましく未来を生き抜く力」があると信じてます。



公開授業は5時間目を全学級公開します。
2枚目の写真を見ていただくとお分かりかと思いますが、
授業内容が載ってます。
単元名だけなので、何やるかいまいちつかめないので、
手法的な部分を紹介しておきます。


11 対話(哲学対話をやってよ!って私は頼んでいますがどうなりますやら 笑)
12 グループワークトレーニン
13 6年生との異学年交流プロジェクトアドベンチャー
21 リズム系プロジェクトアドベンチャー
22 アトリエ的ワークショップ
23 同上
3年 少人数算数4クラス 自己評価と振り返りにフォーカス!!
41・42 いまいち情報をつかんでません 笑
43 対話型鑑賞
5年 地域の方々との交流
61 ホワイトボードミーティング×作家の時間
62 1年生と異学年交流プロジェクトアドベンチャー
とうい感じです。



公開授業のあとは分科会発表になります。
ワークショップ型の発表になります。
会場が暗くなり、紀要とおんなじパワポ画面と、お経のような棒読みの発表で爆睡必至の発表はやりません。
分科会会場では、簡単に研究内容を報告したあと、
実際に児童にやったことを参加者にも体験してもらいます。
信頼関係構築分科会…プロジェクトアドベンチャー&振り返り
授業・活動の工夫分科会…ホワイトボードミーティング
自己評価・振り返り分科会…協同学習&振り返り
地域・保護者の連携分科会…「えんたくん」を使用したワールドカフェ
です。
先生たちがファシリテーターになります。
これも大事。
さらに、信頼関係構築分科会では、
赤城移動教室で取り組んだ「チャレンジクエストin赤城」の体験を、
本校6年生児童が発表します。
自分たちの学びを自分たちがメタで見て発信するっておもしろいですよ。



さて、講師のほうですが、
岩瀬直樹先生(ゴリ)、渡辺貴裕先生、佐藤順子先生(さとじゅん)にお願いしました。
各分科会に一人ずつ入ってもらいます。
(あと一人は教育委員会の係長です。この人も素晴らしい人です)


信頼関係構築分科会…さとじゅんこと佐藤順子先生
授業・活動の工夫分科会…ゴリ&いわせんこと岩瀬直樹先生
自己評価・振り返り分科会…渡辺貴裕先生
地域・保護者の連携分科会…宮崎洋子先生
になります。
各分科会発表の最後に短い時間ですが講評をいただきます。



次の全体発表は、
私が全体の概要と、視点5の「教師の在り方」について発表します。
その後教育委員会の方の講評があり、
最後に岩瀬直樹氏の講演になります。
分科会発表に時間食い過ぎて、
ゴリの時間は30分弱しかないんですが、
そこはゴリのことだから、すんばらしいことを語ってくれると思います。(と、ハードルを上げといて…)



さて、これで終わりではありません。
このあとが自分の中ではメインだと思います。
参加された方々(有志)と講師の先生方とで、
そのまま体育館でちょっとした座談会を開きたいと思っています。
こちらのほうもお楽しみに。



以上、研究発表の概要です。
当日お会いできるのを楽しみにしています。



ちょっとした情報①
当日はスリッパを用意しません。
校舎の中は靴の上からかぶせるビニール靴下を履きます。
しかし、私、個人的にこれが大キライで…だってダサいんだもの…笑
ということで、私と同じくダセーと感じる方は、スリッパを用意することをおススメします。
なお、その際、靴箱は使用できませんので、靴入れも用意してくださいね。


ちょっとした情報②
かなりうちの体育館は寒いです。
防寒対策はバッチリと!


ちょっとした情報③
申し込みは必要ありません。
でも、都外の人は西東京市教育委員会学務係を通していただけると助かります。
必須ではありませんけどね。
まあ、めんどくさければ、そのまま来てください。
大歓迎です。
※話す際には「知り合いの紹介で」って言ってくださいね。SNSは内緒です。
まあ、ここ見る人はたぶん知り合いでしょうから。



ちょっとした情報④
しょせん小さな学校の校内研究です。
研究にあてがわれた時間は10回の研究会の時間のみです。
あまり過大な期待はしないように!(笑)


ちょっとした情報⑤
紀要の入った袋の中に、
アンケート用紙が入っています。
必ず記入してください。
フィフティフィフティです。
よろしくお願いします。
書いてくれないと、私は失望すると思います。
確実に。



すごく大事な情報①
さて、ここまで読んでみて、みなさんどう感じましたか?
なんか楽しそうと思われたでしょうか。。。
そう、楽しいです。
子どもたちがまず楽しいって言います。
先生も楽しいです。
いろんな手法使ってますから。



でも、一番大事なのは、
視点5なんです。
先生たちもそれを一番感じています。
変えなきゃいけないのはそこ。
そこさえ分かれば、変われば、手法なんてなにやったっていいし、
ことさら「何かやる!」って必要もないんです。
日々淡々と子どもたちと積み重ねていくこと、
これが分かったっていうことがこの研究の一番の成果ですね。


でも、これは、先生も体験してみなければそこにはたどり着けない。
だからいろんな手法も試す、やってみる。
子どもの反応を見る、聞く、感じる。
そして、自分の在り方を振り返る。
そうこうしているうちに、普通の生活や学習に在り方がにじみ出てくる。
そうすると、なんか特別な手法を使わなくても「当たり前」にできるようになる。



まだまだ始まったばかりの取り組みですが、
忌憚なきご意見、アドバイス、批判いただきたいと思います。
よろしくお願いします。



追伸:今はやりの「アクティブ・ラーニング」って言葉、使ってません。
ちょっとニュアンス違うんだよなぁ…。
ま、そんなんでひとくくりにしてほしくないので。
でも、紀要の中に一カ所だけ出てきます。
さ、どこでしょうね?
正解者には豪華景品を抽選の上差し上げます。


指導講評でこの言葉が出てきたら笑っちゃうかも😄