文学サークル終了…ふり返り1

全5回の文学サークルが終了しました。
3月4日から修了式の今日まで、1冊の本を五回に分けてチームで読んできました。


最終回の今日は、1冊読み終わったということで、
本の内容中心に振り返ってもらいました。
少しずつアップします。



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だれが君を殺したのか (世界の青春ノベルズ)

だれが君を殺したのか (世界の青春ノベルズ)

「だれが君を殺したのか」 
題名の意味がわかった。
最初は「なんでこの題名にしたんだろう」と思っていたけれど、
だれが君を殺したのか。ぼくが!!
作者が言いたかったことは、
「人間は一人じゃない。人にたよる(なやみを言ったりする)のは弱いことじゃない。逆に言えることは強いこと。世の中で起こることはむずかしいけど、君は一人じゃないから大丈夫」
みたいな!?
クリストフもこれがわかってたら、死ななかった(家出しなかった)と思う。
うちは、もし自分がマルティンだったら、すごく責任を感じると思う。
最後にマルティンは、すがすがしくなったけど、うちはムリかな。
でも、ずっとわかり合えてなかった人とわかり合えたらうれしいし、
ウルリケもうばえたし、バンザーイってやるのもちょっとわかる。
もしうちがクリストフだったら、お父さんやお母さんにせめられて、
だれにも言えなかったら、家出する。
それで、もどってって言われてももどらない。
だからもどったクリストフはちょっと(?)えらいと思う。
でも死んじゃって、それはマルティンのせい・・・。
ウルリケでもなくて、お父さんでもなくて、モルゲンフェルトのせいでもなくて、マルティンのせい・・・。
ウルリケが、「クリストフは死んでよかったと思うの」とか、
「彼は今、喜んでいるんじゃないかしら」って言ったのは、
はげますため? でもウルリケは知ってたの?
あと、パハルのおかみさんが言ってたことはあってる。
本当に弱い、でもその弱さは自分でしか直せない。
マルティンにはできない。
あっ、それも作者が言いたかったことかも。
じゃあまとめると、
「この世の中はむずかしいし大変。でも、自分の弱さを直せるのは自分だけ。でも一人じゃない。みんないる。自分だけで背負わなくてもいいんだよ。」
かな。
きよしこ」(ちがう本)でも、
「自分の戦いは自分のものでしかない」って言ってた。
本当にその通り。
でも一人じゃない。
それが大切なことだと思う。
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う〜む・・・本自体も深いが、この子の振り返りも深い・・・。