この世界の片隅に〜ザ・ギバー

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

こうの史代さんのマンガを3冊一気に購入。
私の好きなマンガ家さんです。
絵のタッチが好きです。
軽妙な会話が好きです。
でも、扱うテーマがときに重くて深くて…
でも、それをしっかりと浮き彫りにさせておきながら、
「普通の人」の生活を淡々と描いていきます。



この本も第二次世界大戦中の広島の呉での話です。
年月にそって主人公の女性(呉に嫁に出た)の周りの生活を追っていきます。
戦時中の生活のようすがよくわかる本です。
その点は子供に読ませるのにはいいかも。
ただ…
子どもには作品全体に流れるテーマは難しいかも…
と思いました。


刻々と戦争が悪化し、呉にも空襲がきます。
呉には軍事施設が密集していたのでそれはそれは激しいものでした。
そして「あの日」近づいてくる。
読書をぐいぐい引き込んでいくんですが、
主人公にはそんな悲愴感はないし家族もとてもいきいきしています。
とっても読んでいて不思議な感覚です。
主人公にもすごく悲しい事が起きます。
それはそれは…もう言葉にできないです。
ぜひ読んでほしい本です。



今書き加えていてちょっと思った。
この本は普通のマンガとちがって「音」がない。
だから感じる違和感。
でも読者はとっても敏感になる。
そんな感じかな…と思いました。



こちらの本は、原爆を扱った本。
何回も読み返しています。

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)


さてそれ以外に最近読んだ本。

星守る犬

星守る犬

ブランチで紹介されていたので読んでみた。
うちのクラスの犬好きの子には泣かせる本として紹介してあげよう。
前半より、後半の話のほうが(そっちの犬の方が)ぐっときた。



ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30)

ついていったら、だまされる (よりみちパン!セ 30)

作者、超チャレンジャー。
そういう目線で読むとおもしろいかも。
児童書なので難しい物事を簡単に書いてあるけど、
ちょっと子供を子供扱いし過ぎな文章が気になる。
内容は…
とってもおもしろいです!
悪徳商法の話です。



そして最後は…これ。

ザ・ギバー―記憶を伝える者 (ユースセレクション)

ザ・ギバー―記憶を伝える者 (ユースセレクション)

RWの仲間内でずっと話題になっていた本ですが、
やっと読むことができました。
ぐいぐい引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。
次回のブック・クラブはまずこれ1冊。