魚住直子

うちの学校の、私の企画した今年の夏の特別講座は、昨年同様「ブッククラブ」です。
昨年度は、『西の魔女が死んだ』を読んできておしゃべりした後、
西の魔女が死んだ』の映画をみんなで見ました。
この流れはとってもよろしい😄




ということで、
今年のブッククラブは何がいいかなぁ〜と考えていたところ、
以前ゴリに借りた、ゴリのクラスの子どもたちの読書家ノートの中に、
『非・バランス』という本をブッククラブした子どものノートがあって、
そのノートがまたすごい!
ということで、この本いいかなぁ〜と思って、映画化されているか調べてみると…




されてました。
中身はかなり原作とは違うものの、
映画評論家の間ではかなり評価が高い!
主人公は中学生の女の子なんだけど、
脇の小日向文世さんが素晴らしい演技をしているらしい。
これだ!ということで、予読本は『非・バランス』に決定しました。

非・バランス (講談社文庫)

非・バランス (講談社文庫)



さっそく本を取り寄せて読んでみると、
この本の内容自体が素晴らしい。
一気に魚住直子さんに魅了されてしまいました。
ちなみに、この本がデビュー作です。



で、気になって、他の著作も読みあさっている最中です。
読んだ本は…


園芸少年

園芸少年

リ・セット

リ・セット

オレンジソース (きらきらジュニアライブシリーズ)

オレンジソース (きらきらジュニアライブシリーズ)

象のダンス

象のダンス

と、こんな感じです。
主に、女の子のリアルな日常を描いています。
小学校の先生には、ギュイーンとくる話ばかりです。
子どもたちが読んでも、共感する話ばかりだと思います。
高学年女子のどうしようもない理不尽さや焦燥や憂鬱や倦怠をとてもうまく表現し、
読む者(高学年女子)の「現実に隠された嘘(かまたは本音)」を暴いていくような気がします。
ブッククラブには最適だと思いました。
当日が楽しみです。


ちなみに、私は『オレンジソース』で泣きそうになりました。