プログラムデザイン振り返り

今年度も振り返りの時期がやってきました。
みなさん、ちゃんと学年目標、学級目標の振り返りはやってますかぁ〜?
学級目標は、黒板の上に飾りっぱなしになってませんかぁ〜?
学年目標なんか、4月に例年どおりって決めただけになってませんかぁ〜?




うちの学年はいつもの通りです。
裕幸さんのプログラムデザインのフレームを使って目標設定し、
それをもとに一年間の計画をたて、
そして年度末に振り返っています。
この間、保護者会がありましたので、
保護者の方々に一年間の取り組みと私たちの自己評価、振り返りを説明しました。



以下、パワポの画像です。










目的はすっきりと1本!
そうすると目標もすっきりとシンプルになります。
そして、ぶれないこと。
ここが大事。
この目的・目標に沿って、行事計画や学習計画をたてること。
筋を1本通すこと。
そうすると私たちの指導なり支援なりが統制されてきます。
ぶれない。



ただ、こうすると(ようするに今の児童のリサーチから目的・目標が設定されるということ)、
「前年度通り」ということがありえなくなってくる。
だから、けっこう大変。
覚悟がいる。



うちの子たちは付和雷同日和見的行動が多かったので、
5年生の時から「主体的に考え判断し行動する児童の育成」ということを教育の目的として設定し、
短期、長期の目標、行事ごとの目標、教科の目標を決めてやってきた。
クラス内や教科の目標はよいが、
こと行事となると、先ほどの「覚悟」がいる。




たとえば、移動教室。
目的に沿えば、この行事の目標は、
「環境」でも「体力づくり」でも「協力」でも「清里や日光の自然」でもなんでもない。
そんなものは目的からすると目標にはなりえない。
だから前年度とはまったく違った目標になる。
目標が変わればプログラムも変わる。
当たり前のことである。
プログラムを変えることは勇気と覚悟が必要だ。
でも何と言われようと、目的と目標があるから大丈夫だ。
「だからこれなんです」と言える。
「だから日比谷公園に現地集合なんです」
「だからキッザニアに現地集合なんです」
「だから3日目はフリータイムウォークなんです」
「だからしおりには一切注意事項が載ってないんです」
「だから日光白根山に登るんです」
「だから権現岳に登るんです」
「だから先生は何も教えないんです」
「だから夜中に延々1時間も振り返りの時間があるんです」
などなど。




けれども私たち(一般的な教師はという意味)はこのような方法でプログラムを決定しているだろうか?
たいていはまず今まで通りのプログラムがあり、
下手をすれば、目標までも前年度通りのままでしおりにのっけてはいないだろうか?
今、グサッと心に何か突き刺さった人はまだいい。
「目標ってあったっけ?」「話し合ったっけ?」となったらもうどうしようもない。



学年目標さえもこのような感じになってはいないだろうか。



学年目標はとっても大事だ。
からしっかりと目の前の子供たちの現実をリサーチして、
私たちが目指すべきものを担任一同で共通理解しておかなくてはならない。
私たちは半日かけてあーでもない、こうでもないと裕幸さんのフレームで考え続けた。(これ結構時間がかかる)
だからぶれない。
一年間の教育は安泰だ。





ちょっと難しい話になってしまいました。
ところでうちの学年担任全員の自己評価は…
いやかなりいい線いったのではないかと思っています。
数値的に言うと、90パーセントは達成したと自信をもって言えます。
自信あるもん。
だってひたすらやってきたもん。
今現在、学年3クラスとも算数は子どもにすべて任せてあります。
うちのクラスともう一クラスは全教科子供たちが自分たちで進めています。



さて、来年の子供たちはどんななんでしょうね。
楽しみです。
そして何が課題になるのか…
そのためのプログラムを考えていくのが、
先生という仕事の楽しみであり醍醐味でもありますね。




ちなみに…
今回の保護者会で、うちのクラス以外の2クラスはワールドカフェやってました・・・
あっ、gyoのとこもやってたな・・・
昨日の委員会でも最後だというんで、
やってる委員会あったな。
子供たちの間でも普通にうちの学校はワールドカフェやってます。
校内研究の成果出てます。