ヘリウムリング

前出の大学生の方が参観してくれた時、
午後の二時間を使ってプロジェクト・アドベンチャーを行いました。
毎週月曜日はPAが固定時間割のようになってしまいました。



今回の目的は、
学級目標に対するビーイングです。
学級目標を達成するためには何が必要かを考えるためのアクティビティです。



リストです。



①ジップザップ
②プルイー
③惑星旅行
④ヘリウムリング
⑤ワムサムサム



最初、ビーイングについての小講義。


プルイーです。


場を落ち着かせるいいアクティビティです。
ジップザップでアイスブレイクした後、場を落ち着かせます。
静かでチームがスーッと一つになる感覚を味わえるアクティビティ。



続いて惑星旅行。
イニシアティブですが、簡単で、一気にチーム内の人間関係が近くなるアクティビティです。
達成感アリアリです。




メインはヘリウムリング。




3チームすべてが課題は達成しましたが、
プロセスにおいてはいろいろと問題があったよう。
振り返りは、当初と意図を変え、
「チームを前進させた言葉はなんだろう、逆にチームをバックさせた言葉はなんだろう」です。
プロセスにおいてポジティブな言葉が飛び交っていたチームはまさに振り返り自体も前に進む。
が、ネガティブな言葉が飛びかっていたチームは振り返り自体も停滞してしまう。
このチームの振り返りはアクティビティ時間よりも長時間にわたり…
でもこの時間が大切。
ここにいかに向き合うかで次が決まる。




残りの2チームにチームを前進させた言葉をあげてもらう。

これがビーイング
「今、ここ」で体験したことの中から彼らが気付いて、大切だと思った言葉たち。
この言葉たちはこれから彼らのいろんな生活場面で出てくることになる。




子供たちの振り返りジャーナルから。
成功体験も辛い体験も彼らの力になる。


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ヘリウムリングはみんなふざけてもいないし、上にあげようともしていないのに、「そこ上げないでよ!!」とか「しっかりやれよ!!」と男の子に言われました。そのことを私は言おうとしたら、❍❍ちゃんが私のかわりに言ってくれました。❍❍ちゃんが言ったあと、男の子が、自分が悪いから言っただけだよ!!と言ったので、私は言うのをやめました。でも今度は言われてもがんばって言いたいです。



ヘリウムリングはフラフープを人さし指だけでもち、下げるというゲームで、ルールはその人さし指だけ使ってはいけないというルールだった。けっこう人をせめてしまった。



今日はヘリウムリングとわくせい旅行をやった〜 ヘリウムリングは80点くらい!だってうまくできたけど言葉使いが悪かった。わくせい旅行は自分的には協力できたと思う!でも泣いた人がいたからみんな的にはちょっと…って感じ。



私のチームはマイナスの言葉しか出ませんでした。しっかりやってるのに、男子に「上げんじゃねぇよ」とか、「しっかりやれよ」とか言われました。本当にいやになっちゃう。



今日のPAでは、ヘリウムリングというので、みんなの息が合わないとできないゲームです。その中でもみんなは、「まだまだ」「あと少し」とか前向きな言葉が出たからだからと思います。それをまた次につなげたいと思います。



ヘリウムリングは下げたいときに下がんなくて、下がるときに「止まって」と言われると止まらなかった。何回も失敗したけど、できた! 今までとはなんかちがった! 『できた』って感じがした。どんどんよくなるといいな!満足度100点だよ。



ヘリウムリングをやった。ぜんぜんチームの息があっていなかった。ぜんぜん自分の思っていることを言ってなかった。自分のチームはまだまだ悪すぎです。だから、みんなの意見を聞いてあげたい。



親指メーター、私は30くらい…。私の思ったことは仕切っている人がたいていNO系で、あせってあせって下げて、その反対側の人たちは50以下でした。仕切っている人たちは、なんだか競争心が高く、他のチームより早くっていう気もちぽかったです。だから、「YES,AND」してるひまがなかったのかな〜と思います。でもそれに対することを言えるふんいきではなかった気もする。もっともっとポジティブに、「ドンマイ」な声かけがほしかったかなぁ〜と思いました。



ヘリウムリングは冷静さがないとできないと思う。というかマイナスの言葉が出るとそこでストップしてしまう。だれかが上げてるんじゃなく! 下げようとしている人のことも考えて、みんなやさしく「あがってるよ」とか「だいじょうぶ」とか、そういう言葉が出てくると、そこでチームができる。



最初は上に上がるのが「なんで?」と思う。なんどやってもおしい。でもあきらめなかった。でもなんどやっても失敗。何度でもやった。最後成功した。みんなは「やったー」とすごく喜んだ。



ヘリウムリングはチームで協力するゲームでした。チームでよい言葉が出ず、悪い言葉ばっかりでした。特に「上げるなよ〜」などです。それでも成功しました。でも私の中では成功できたと思わず…最後の振り返りのときに私は、「仕切る人がいたり、良い言葉が出なかったから成功感がない」と答えました。ほとんどの人たちが、「そのときに言えばいいじゃん」と言いました。これからはこういうことがあると、悪い言葉ではなく、良い言葉を出したいともいます。



人さし指の横にリングをのせてみんなで下に下げる。それがうまく下がらない。人間の習性?を使ってうまく下がらないようになった?てかされた? でも下がってよかった〜見た感じでは0%なしでだぶんだいたい100%だったの思う〜



あまりおもしろくなかった。そこでいろいろな言葉が出た。「なんで上にあげるんだよ!」とか、「ちゃんとやれよ!」とかが出ました。最後にできたけど、あまり達成感がない。



(前略)とちゅうで指がはなれたり上がったりすると、「ドンマイ!」「落ち着いて!」「だいじょうぶだよ!」と声をかけていました。そしたら3回目くらいでできました! とってもうれしかったです。



振り返りのときに、先生が「チームを前進させた言葉を話し合いましょう」といったあと、「ドンマイ」「せーの×10」とかいろいろな言葉が出てきました。



最初のヘリウムリングをやったとき、なぜだかフラフープが上がったので、ぼくは「きっとだれかがわざとやってるんだろう」と思い、「なんで上げてるの〜」て注意したが「何もしてないよー」と言っていた。最後にやっとネタがわかった。そしてあのとき最初に言った言葉は、チームを少しバックさせてしまったかもしれなかった。



楽しくなかった。言いたいことがあっても、言える環境じゃないし…。次からは課題達成もいいけど、「たのしく」をめあてにがんばりたい。



みんなで声をかけあってできたからすぐ終わった。協力してみんなでできてよかった。



私たちのチームは課題解決しようと必死にがんばっていました。みんなで「あと少し!」とか「ファイト」とかいろいろ声をかけながらやってました。その結果うまくできました。次はチームを変えてやりたいです。



2回失敗しちゃったけど、3回目成功したからうれしかった。前進する言葉がたくさん出たからぼくは楽しめたけど、みんながどうか? これはもう一回やらないけど、助け合う力が一つついたと思う。



わくせい旅行やいろいろなゲームをやって、それでぼくは、みんなが深まっていくのかなーと思いました。それで最後に楽しく終わって、それでみんなが楽しくなってるんだなぁ〜と思った。



今日のPAではわかんないけど楽しくなく、他の人にもせめられたけど、まわりの人が「ドンマイ」とか言ってくれたから後のほうは楽しくできた。



最初はもんくなんて言ってなかったけど、2回目で上にいってからもんくを言ってて、他の人に「なにやってんだよ、上にあげるな」とかいってて、自分の中では「他の人のせいじゃなくて勝手に上がってるんだよ」と思ったけど、意見をいっちゃいけないような感じにしている人がいたから意見を言えなかった。振り返りで、その人たちが他の人の悪口をちょっと言っていたから、悪口は言わない方がいいと思った。満足度で0〜50%の人に100%じゃないからってせめたりしていた。先生の話を聞いている時も、悪口を言ってから、その人たちにとっちゃチームじゃないんだなぁと思った。



そんなに楽しくありませんでした。他の人も楽しくないと思いました。だから次は他の人の気持ちを考えてやりたいと思います。



いい言葉が出なかった。「下げてる」と言っても、「上げるなよ」と言ってる。



ぼくは最初よゆうだなと思った。でもやってみたらむずかしかった。ぼくたちは失敗するごとに言葉をかけあった。「次、次!」といってやりました。その後やり続けて10回くらいやりました。ほかのチームがおうえんにきてくれました。それで集中して最後までやりきって、みんなで喜びました。



みんなで協力し合い、在り方の言葉がいっぱい出て、たとえば「OK!OK!」という言葉や、「次あるよ!」とか、「ドンマイ」などの言葉が出てよかったと思います。これからも続けていきたい!



みんながぜんぜんいいふんいきじゃなかったのでせめずに集中したい。でも文句も言っていたので文句も言わずがんばる。



最初のほうは少し言い合っていた。失敗しても「ドンマイ」と声をかける人がいた。そして結果的には一番遅かったけど、ぼくは一番このチームが良かったと思う。なぜならたくさん声をかけ合っていたから。そして、これを次にもできるようにしたい。



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