今の教室

明日からいよいよ学校が始まります。
ここは寒冷地の学校かよ!と思いますが、
まあ、今はもうたいてい夏休み削減という流れの中で、
そんなにも珍しいことではなくなってしまいました。




ということで、
明日から授業開始です。
最初の授業は以前お伝えしたように、これです。


http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/20100724



なので、これまでの教室の様子をアップしておきます。
何がどう変わるのでしょうか、楽しみです。



教室づくりのコンセプトは以下のようなものです。




4月当初は、大まかなハード(机、本だな等)の配置は私が決めました。
それ以外の部分を子供たちが自分たちの手で改善していってます。
日常の生活で、改善したいというところを、
掃除の時間を中心に、取り組んでいきました。
学活の時間をとって、子供たちの活動時間を確保したこともありました。



まずは机。

アイランド型です。
通常の「後頭部凝視型」ではなく、
授業はほぼワークショップなので、つねにこの形です。
先生の机は教室の後ろにあり、

前の右側は「ぼのぼのの部屋」といって、
本が1600冊ほど並んでいます。


さて、ここまでは私の仕事でした。
ここからは子供たちのオリジナル&クリエイティブな仕事です。



まずは「ぼのぼのの部屋」




べたべた貼りつけています。



読書家の時間に連動して子供たちが勝手に考えた企画。



ごみやらそうじやら落し物。






飾りやら教室表示。





この絵は教室のいたるところに登場します。
どうもこの顔は書きやすいようです(笑)



次は掲示物いってみよう!
クラスの決まり事や、
クラス会議で決まったこと、
何かトラブルが起こってみんなで考えたこと、
先生の大事な語り…
等々を、「可視化」するために、掲示物として貼ってあります。



こうやって、写真に撮っておき…
それを見ながらグラフィッカーに子供たちになってもらい、
みんなで共有するための掲示物を仕上げてもらいます。





できたものはこれまたみんなで掲示します。





高所作業中…


では、掲示されたものたちいってみよう!











これは、私のほうから提示した、フルバリューコントラクトです。
この言葉をどうとらえ、どうイラストに表すかが興味深かったです。



次は、対立の解消法。




効果的なフィードバックの仕方。




KAI式漢字練習法。



クラス会議の進め方。
なぜカエルなのかはわかりません。



日直の仕事。




YES,AND。
これは私作。



ワールドカフェの書きもの。
これは学級目標をつくるときに最初にやったもの。
問いは、「3月25日にどういうクラスになっていたいか」




これ全部で9枚。




あと掲示物ではないけど、
掲示版がいくつか設置してあります。




全景がこんな感じ。






学級通信、学年だより…ここまではまあ良しとしよう。
学校だより、さらには保健だよりとかを貼っておくのはもったいない。
ましてや一番目につく教室の前にはるのはやめとこう。
それ、だれか子供たち、読んでる??
子供たちの一番目のつくところには、
このクラスの一番大切にしているものを可視化して貼っておこう。
いやでも目に入る場所なのだから、
自然とそれは頭の中に刻み込まれていきます。
注意事項もやめとこう。
ポジティブに、前向きになれる言葉を貼っておこう。




さてさて・・・
これが明日、どのようにして子供たちの手により改善されるのか、
楽しみです。
やってる最中に対立とか起こるんだろうなぁ。
それもまたおもしろいなぁ。