イエナプラン校教育実習始まった。④

さて、アドベンチャープログラム2時間やった報告を前回しましたが、
実はアドベンチャープログラムだけではなく、
いくつか別の機会もつくってもらっています。
ちょっとネタ的なんで授業としては成り立っていないと思うんですが、
「飛び込んじゃえ!」っていう意味ではこれまたアドベンチャーで、
子どもたちにとってもアドベンチャーで、
もしかしたら担任の先生が一番アドベンチャーかも(笑)



ではまずひとつめ。
研修仲間がギターを持ってきていて、
実習校でオランダ語の歌を歌うといって練習していたので、
お、これはもしかしたらおれでもできそうと密かに画策。
うちの奥さんに、家にあるギターのコード譜の写真を送ってもらいました。
ただし、ギターがないと練習できないので、
実習校・・・学校だもの,ギターくらいあるでしょ、とたかをくくってたいたら、
なんと、実習校には「音楽室」なるものがない(笑)
諦めていたところ、ホストファミリーの先生の教室を参観している時に、
その先生がギターをひいてサークルタイムをやっているではないですか!
ということで、さっそくその先生にギターを借りて練習し、
さらには、ギターで歌を子どもと一緒に歌いたいんですけど…
と頼んだら即OK!
言ってみるもんだ。



さて、授業。
子どもたちに歌ってもらうためには、
①日本語の歌詞を覚えてもらう。
②日本語の歌を諦めてオランダ語の歌を練習する。
③日本語の歌詞をオランダ語に訳しメロディに合うように編曲する。
6〜8歳児なんで、①は無理、②はおれが無理、ということで選択は③です。
君の出番だ!Google translator!!
ということで、日本語をオランダ語に翻訳してメロディに合わせて文節カット。
そしてできた歌がこれ。
サビだけオランダ語です。
全部オランダ語だとおれが歌えない・・・
オランダ語って、発音がめっちゃ難しい。
日本語の発音にない発音があるし。
さて、この歌、なんの歌だか分かりますか?
私が訳したら、その先生がきれいに打ってくれて、
子どもたちに配ってくれました。





野外関係の方にはおなじみですね。
さあ、サビのところをオランダ語で歌ってみましょう!!
で、この歌には、サビのところで、みんなでサークルになって手拍子をするアクティビティがセットになっています。
当然これにもチャレンジ!!
しかし…
これは言葉の壁よりも、1・2年生には動きが難し過ぎたようで、
担任の先生のほうからギブアップ。
なので、簡単バージョンで、右隣の人の手と拍手するだけにしました。
いやー、盛り上がったようですが、
私は歌詞を書いた紙を必死に見るしかなく、
子どもたちの様子を見る余裕は一切ありませんでした。
でも、担任の先生が動画とってくれていたので、
これも帰国後に機会がありましたらご覧に入れます。
いやー、オランダ語、難しい…
あ、歌は、「にじ」です。
成功か失敗かと言えば、うーん…失敗ですね。
でも、次は、今回よりうまくできます。
そもそもやり始めなければ次はない。




子どもたちは歌が大好きで、
私と「にじ」を繰り返し5回くらい歌った後も、
担任の先生が動画で流す歌詞を見ながら延々これまた5曲くらい歌っていました。
それも全部、振り付きで。
でも、中には歌っているだけの子や、まったく口を開いていない子も。
まあ、そこも自由ですね。
前回も言ったように、技能的な指導があるかどうかわからない(たぶんない)。
繰り返しますが、ゴールが根本的に日本とは違うんではないかと思います。




もうひとつ。昨日の授業。
これは日本人の先生が来たら定番のネタだそうで。。。
「折り紙」です。
これは9〜11歳児のクラス、最上級クラスで「頼まれ」ました。
初日、朝のサークルタイムで、女の子が「折り紙を教えてほしい」と提案。
でもその子,よくよく見ると机の上に折り紙の教本と、
なにやら複雑怪奇な折り方をした折りかけの作品が…
めっちゃできるやん!!
(でも、結局その女の子は、折り紙の授業の時は参加せずに別のことをやってた)




折り紙と言ったら「折り鶴」ですが、けっこう難しいし、
繊細に折らないと仕上がりが汚くなるなぁと思ってちょっと考えました。
子どもたちの机の上には、いろんな文房具が置いてあって、
(まあ、文房具以外にもいろんなものが置いてあるんですが、◯◯スタンダードなんていうアホな指導している学校の先生が見たら卒倒しそうなレベルです。笑)
そんならちょっとした小物入れのほうがいいかなと思って、小箱を折ってみました。
折りたい子を集めたグループレクチャーじゃなく、全体でお願いということだったので、
6時間目の授業として丸1時間使わせてもらいました。
先生が、「私の通訳が必要?」と聞いてきたので、
「いえ、大丈夫です」と答えました。
そもそも英語できないから、私の英語が先生に通じないはず。笑
ましてやそれを通訳もできないでしょうし、恥ずかしいし。笑
なので、必要な単語だけを覚えて後は気合い!!
right ,left, backside, frontside, open, push, same, once again,そして魔法の言葉fold.
最初のうち、大きく折る時にはさほど問題もなくスムースに進むも、
山折り、袋折り、段折りなどだんだん複雑になるとちょっと滞り始める。
個別対応も増え、全体に指示が出せなくなる。
うーん、困った、とふと教室を見渡すと、
あれっ? 先生がいない!!
ぜったい、茶ー飲み行ってる!!」笑
(と、これはよくあることで、授業中でも先生が飲み物をとるのは普通だし、サークル対話の時も、飲みながらやっている時もある)
ということで、一人奮闘し、なんとか全員きれいに折ることができました。
よかったよかった。



さて、やっている最中ですが、
子ども同士の教え合いはほとんど起こっていません。
これは授業の時でもそうで、9月に学級が始まって、
高学年のクラスではまずは静かに集中して課題に向かうこと、
静かに集中して先生の話を聞くことに焦点をあてているようでした。
なので…折り紙も教え合いがあれば楽しかったでしょうに、難しかったですね。



この授業は自分の中では成功です。
うん、がんばった😄
おもしろかったし。



今日は、アドベンチャープログラムの授業を高学年にやってみました。
なかなかドラマがあったので、これはまた明日報告しますね。
そして、明日からは別の高学年のクラスに参観にいきます。
明日はさっそく算数で、漢数字の授業を行います。
こういうの、楽しそう。
これからねりねりします。

このクラスでのアドベンチャープログラムの授業は金曜日の予定。
楽しみじゃ😄