土曜授業公開参観記③

三人目はとおるさんです。
三人ともそうですが、みなさん、子どもの様子をとてもよく見ていらっしゃいますね。
◯◯主事の人たちは、先生の一挙手一投足、言葉尻なんかに注目して、
「あのときのあの言葉」とか「あのときのあの板書」とかそんなとこばかり見てるけどね。
子どもを通してそれってどういう意味があるのかとか、
子どもを通してクラスがどう動いているのかとか、
そんな感じで見ていただけるのはとても嬉しいです。
4時間目の社会で、進んで子どもの輪の中に入っていただけたのもとても嬉しかったです。
そういう見方や行動ができている時点ですでに私とリンクしています😄


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KAIさんへ

先日は、参観させて頂きありがとうございました。
非常に有意義な時間でした。


まずは、2時間目 作家の時間から参観スタート。
休み時間あけ、学級だよりを各自読んだ後、すっと作家の時間、
先日、ホワイトボードミーティングで話された内容でグループカンファレンスがスタート。
KAIさんの指示の声がやさしく、
子どもたちには、すっと届くような印象。
子どもたちは思い思いいつも通りの雰囲気で話し合いを始める。
KAIさんは、時より子どもたちと話されるが、
ずっと見守っているような感じでした。
その後、不審者対応の訓練・・
(校長先生に呼ばれたエピソードは、どんな作品になるのか続きが気になりますね)


休み時間
子どもたち思い思い過ごす。 
サークルベンチでトランプをする子たち
本を読む子たち・・
教室内のテレビに映し出される You Tube からダンスの練習をする子たち・・ 
どの子どもたちも表情が非常に良かった。
思い思いの活動をして、子どもたちの気持ちがゆったりしているのが伝わりました。
休み時間が終わり、
KAIさんは、ホワイトボードに次の時間の指示を記載するだけで、すっとその場所へ移動。
チャイムが鳴って、子どもたちも思い思いのペースでその場所へ移動。


 
3時間目  PA
休み時間後、またすっと PAに突入。
子どもたちの気持ちが一定しているなと感じました。
体を動かす簡単なアクティビティー
手と手をつないで、つま先を踏みあったり・・ 
手と手を押しあったり・・ 
ペアの活動が終わったら別のペアを探し、同じ取り組みの繰り返し。
ペアの探し方が自然で無理がない感じがしました。
ペアを探している子を見つけたら、自然とその方向へ行き、アクティビティーを繰り返す・・ 
そこに迷いがないというか・・ 
クラスの関係性がわかりました。
その後、人間知恵の輪。
4グループに分かれて活動。
どのグループもそれぞれの個性が出ていて見ていて楽しかったです。
活動している子どもたちの表情がよくて、自然と笑顔になりました。


4時間目 社会 
戦時中の暮らしについて親も参観者も交えて、戦時中の暮らしについて考えるという学習。
まずは、親の世代から、戦時中の暮らしについて聞いたり、資料を読んだりしながら考える。
その後、このような戦時中の暮らしをしないようにするには、どうすればいいかとさらにグループで考える。
子どもたちからして知らない私たちも入って少し子どもたちも緊張したような感じで硬さが見られたので、申し訳なかったです。
もっともっと発言したかった子もいたはず。 
(ただ、一人の男子は、時折膨大な知識の片鱗を見せてくれました。もっと聞きたかったですね。)



初めての参観させて頂き、なにより一番感じたことは、
子どもたちが子どもたち自身のリズムで学習していると感じました。
うまく言葉であらわしにくいですが、子どもたちに無理がないというか・・・
教師が教師の都合で無理に引っ張るという形はどこにもなく、
なので、子どもたちの思考がすっと授業の流れに入って集中していく感じがわかるというか・・
それが、見ていてすごく心地よく、
また、 KAIさんが、その子どもたちにすっと寄り添う形で、ファシリテートされているのがわかりました。


なんか、全てひっくるめて、
これが、子ども主体の授業なんだなと感じました。
私は、子ども主体の授業をしたいと思いながらも、
無理に子どもたちの思考を引っ張ったり、
子どもたちの思考の邪魔をしているなと感じました。
まだまだ、自分自身の在り方として不完全な自分に気づきました。
本当にありがとうございました。 
また、是非参観させて頂ければと思います。



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こちらこそありがとうございました。
べんきょーーーーーーって感じがしなくていいでしょ?
先生からの発問0ですから(笑)


子どもの中に問いが生まれればいいのだと思います。
子どもの中に問いが生まれれば、それが学びの真のスタートだと思います。
そして、その問いは、一人一人ばらばらです。
そこは覚悟が必要。
人間知恵の輪やってもんもんと考え、
作家の時間にどうやって書こうかもんもんと考え、
戦時中の暮らしから戦争についてもんもんと考え、
そこからスタートです。