10月学校公開参観記①

先日、学校公開が三日間ありました。
今回お何名かの方々に参観していただきました。
例によって、ありがたいフィードバックをいただきました。
みなさんと共有したいと思います。



共有する目的は、
フィードバックのフィードバックにフィードバックをもらいたいからです。(笑)
さらに、参観されていない方々からも、
もしかしたらフィードバックがもらえるかもしれないからです。
それは、今ここではなくて、時期を置いて、いつか出会った時にもらえると思っています。
そして、自分にとって「痛い」フィードバックももらえるかもしれないからです。
参観された方々は、やはり、いっぱい「盛って」ほめてくれますし。



まあ、とりあえず、何やっているかということがたくさんの人に分かってもらえて、
そのことについて、ネット上でも、リアルに会ったときでも、たくさんお話しできたらいいなって思いがあるからです。
よろしくお願いします。



1人目はたくやです。
なぜ一人目かというと、たくやは1学期にも参観してくれているからです。
定点の他者から時期を置いてフィーゾバックをもらえるのって、ためになります。
1学期の参観記はこちら☟
http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/20160705



ではいってみよう!!

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KAIさん、今回も授業を参観させていただきありがとうございました。
1学期の学校公開も参観させてもらい、
その時に比べて体が大きくなったなーと体の成長を感じました。
でもそれよりも、クラスの雰囲気や子どもたちの会話が変わったなと一番に感じました。
クラスの雰囲気として、子どもたち1人1人が大事にされていて、
朝読書でも自分の席で読んでいる子もいれば、
教室の隅っこで読んでいる子もいました。
いい意味で気にせず、その子の考えを尊重されていると思いました。
安心感がクラスに溢れていました。



朝の会のサークルタイムが始まるときに、本に夢中になり過ぎていた子も何人かいました。
読書の習慣についても1学期と比べてより量と質が上がっている印象を受けました。
サークルタイムのテーマが、「今日の学校公開でがんばりたいこと」、
「自分が好きなゲーム」について近くの人と話していました。
子どもたちはすっかり慣れていて、楽しくおしゃべりをしていました。
本当に居心地がよさそう。




作家の時間が始まり、KAIさんが説明を始めると、
子供たちは自然と口を閉じて聞いていました。
どの教科でもそうでしたが、
KAIさんが話すと子供たちがしーんとなる雰囲気が1学期にはなかったので驚きました。
1学期の時は、全員が自分の席で書いていいましたが、
今回は、サークルの椅子で書いたり、
自分の椅子を動かして書いたりしている子もいました。また、
ペアでカンファランスもしているところもありました。
KAIさんは、1学期よりもさらに子供たちのところに言って、
ノートを見せてもらってアドバイスをしたり、感想を言っていました。
1学期に比べてカンファランスに変化があったのか知りたいです。




2時間目は避難訓練があるため、読書家の時間を少しやっていました。
題名や読み聞かせをしていくうちに質問をたくさんして、子供たちに予想をさせていました。
絵本を読んでいくうちに、だんだん子供たちが絵本に前のめりになってきて、
読み聞かせが終わった時は、「読みたい」とたくさんの子たちが絵本を取ろうとしていました。
あんなに絵本に手を伸ばす光景は初めてでした。




3時間目は、セーフティ教室でKAIさんの授業がなかったので、他のクラスを見ました。
4年生のクラスがPAをしていました。
時間割表を見ると、他にも5年生のクラスにPAと作家の時間をするところがありました。
他の先生でも学校公開でPAや作家の時間に取り組んでいたので、
その先生たちとどうアプローチしているのかあれば知りたいです。




4時間目は算数でした。教科書の指定された問題ができることが課題でした。
まず自分でやってみて、分からなかったら聞いてみよと最初にKAIさんが話していました。
たくさん時間をかけていて、KAIさんは、それぞれの班を見て回り、
どれぐらいできているのかを見ていました。
つまずいている子が多かった時は全体に、
「まだ見合いが足りない」「もう一度班で確認してごらん」と繰り返し声をかけていました。
子どもたちでできることを信じ、全員が達成できることを強く求めていた印象を受けました。



KAIさんがうまくいかなかったと言っていましたが、
それは何だろうと頭の中が?になってます。



KAIさん、ありがとうございました

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ありがとうございました。
いくつかの補足説明と、質問への回答です。


※ しーんとなる雰囲気
それは恐怖と恫喝でコントロールしているからです(嘘)
委細構わず話し始めてしまうからです(笑)
全体が静かになるまで待たないので、
「聞かなきゃ」って思うんじゃないですかね。
人ってそうじゃないかなぁ。。。
でも、教室ではよく、静かになるまで待って、話し始めること多いですよね。
「聞かなきゃ」じゃなくて、「静かにしなきゃ」っていう動機の違いではないだろうか・・・
うーん。
よく分からないけど、
「静かにしなきゃいけないから静かにする」というのと、
「話が聞けないから静かにする」というのとの違い?かな。
ほら、静かになるまで先生って、直立不動で目力ためて睨んでるじゃないですか。
「やべ、静かにしなきゃ」ってなって、「話を聞く」というのはどっかいってる(笑)
先生が話し始めたら自然と聞くっていうカタチになるのでいいのではないでしょうか。
そして、これは私の長い経験から言えることですが、
全員が静かになってから話し始めるのと、
ざわざわしてても話始めても、
だいたい話聞いていない子の割合は一緒です(笑)


※ 作家の時間のカンファランスについて。
一人一人の子が、どのくらいのレベルで、どんな文章を書きたがっているのかが分かってきましたから、カンファランスはとってもやりやすくなりましたね。
また、ミニレッスンで作家の技をたくさん教えましたので、
それを使っているのをほめたりとか、逆に提案してみたりとか、
バリエーションが増えたのもやりやすくなった一因です。
まあ、低学年は書く量が少ないので、読むのに時間がかからないのでとってもスムースです。
しかし、高学年はこうはならない。
読むだけでめっちゃ時間使っちゃう。
1時間で一人にしかカンファランスできないということもありました。
低学年は天国です。



※ 絵本に群がる子ども
あの絵本、いいでしょう〜😄
探すのに3時間かかりました。
朝のサークルの読み聞かせや、読書家、作家のミニレッスンで大量に絵本を使うので、
1ヶ月に1、2回は図書室に数時間こもります。
まだまだ世の中には読んでいない絵本が山のようにあって、
今流行の絵本は確かにおもしろいけど、えらい古い絵本の中にも、
めっちゃいい絵本があるのが楽しいです。
これは宝探しに似ています。



※ 他クラスのこと
昨年度、校内研究で取り組みましたからね。
PAGWT、ブッククラブは今年度もOJTで学習会を開いています。
作家の時間は、今年度「書くこと」領域を校内研究を行うことになったので、
作家の時間にちょっと注目が集まりました。
なので、校内研で作家の時間のレクチャーをし、
低学年では、2学期から全クラスで実施することになりました。
その他、他学年でも、数クラス実践しています。


※うまくいかなかったこと
声が大きくなってしまったことと、
まだまだ教師主導であることです。
特に算数とか。


たくや、ありがとうございます。
また来てね!!