コミュニケーション能力を育てる学級経営のあり方

ってむずかしいお題目ですが、
先週の水曜日は、他市の市教研の特別活動部の夏の研修の講師のお仕事でした。


テーマは上記。
時間は2時間(でも結局3時間)
では、アクティビティ・リストです。

1 ライン・タグ
2 エレベーターズ・エアー
3 1週間(となりはだれ?)
4 自己紹介・グッド&ニュー
5 ハブ・ユー・エバ
6 マトリックス(バーバルで:居住地、出身地)
7 ラインナップ(ノンバーバルで:誕生日、好きな動物、心の大きさ)
8 目的の共有
  「なんのために、コミュニケーション能力を育てる学級経営をやるのか?」
9 必要な要素
  「目的を達成するために必要な要素はなんですか?」
10 Cゾーンチェック
11 ブリッジ・イッツ
12 振り返り


 
コミュニケーション・アクティビティを、
まず自分たちが体験することから始めてみました。(2〜7)
言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション、
アイコンタクト、表情、動作、身体表現、身体接触などなどを体感できるように。


私たちが通常行っている言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの割合と、
私たちが学校教育で指導している言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの割合は逆転しています。
圧倒的に多い非言語コミュニケーションについて、学校では軽視しているかもしれません。
先生自身が実はとってもネガティブな非言語コミュニケーションの発信地になっているかもしれない…なと、
シークエンスを考えながら自分を振り返っていました。
モデルになってないなぁ…って。


目的の共有と、必要な要素は、ビーイングです。
チームとしては構成力が弱い集団ですが、
テーマがある研究をしているのだからここはしっかりと書いてもらいました。


コミュニケーションをとる以前の集団作りについてCゾーンチェックで話したあと、
メインの「ブリッジ・イッツ」です。

このアクティビティは、4つの仮想国家で友好の橋を協同して架けよう!というプロジェクトを疑似体験するもの。
材料は各国共通です。各国で分担して作ったものを、最後に持ち寄り合体させ橋を架けます。
数回、各国代表が集まり、どんな橋を架けるか話し合うのですが、
国が違うので言語がちがいます。
その困難を乗り越えて、友好的に友好の橋を架けなければなりません。
話し合いが肝ですが、国内での話し合いも肝になります。
いろんな場面でいろんなコミュニケーションが出てくるので、
いろんなことを振り返るのに使えます。


ちなみに完成した友好の橋はこんな感じです。




最後に各国から一名ずつのグループをつくり振り返りです。
そこでどんなコミュニケーションあったか、どのようにして合意形成が行われたか、
について振り返ってもらいました。
で、実際の教室でも似たようなことは起こっていませんか?
ってな感じで終了です。


時間が1時間近くオーバーしたのがよくないですね。
時間の管理ができないファシリテーターはだめです。