「作家の時間」のいいところ

先週の作家の時間のミニ・レッスンで、
「作家の時間のいいところ」と題して考えてもらいました。
最近、ピアカンファランスが活性化していないのでテコ入れです。
まず「作家の時間」と、4年生までの作文の授業との違いを考えてもらいます。



的確につかんでますね。
最後の2文は、先生のことに何にも言及してくれなかったので、
自分を指差して、
「この人はどうなのよ?」
と問いかけて出てきた事柄です。




「うろちょろ」とはまたなかなかいい表現です。
「読んで赤ペン入れて間違いを指摘する人」
なんて出てきやしません。



出てきたことをさらに細かく質問して、明確にしていきます。
「ジャンルって? 内容は?」
「話して書けるって、何を話してんの?」
「読者は友達だけ?」
等々・・・



「さて最近、友達同士で読み合ったり、アドバイスしあったりが少ないような気がするんだ。これって作家の時間の最大の特徴なんだよ。だからもっと大事にしたいんだ」
「書けるようになるには、絶対一人じゃできないんだよね。みんなは小学校に入る前までは、絶対おうちの人といっしょに書いていたはずなんだ。でも小学校に入ったとたん、「一人で静かに書きなさい」って、机離してシーンとなって書いてたはず。それ、おかしいって、今だったらそう思うでしょ」
「だから今日の目標は、最低一人の作品を読んで作家のノートかふせんに書いてあげること、&最低一人に書いてもらうこと、です」
「では書く時間にしましょう」
という感じで書く時間に入りました。





ほとんどの子は最低一人どころかグループ内で回し読み&書きしていたようです。
やはり気持ちがいいんでしょうね。




ただ、読んだ文が友達の作品だっただけで、
これは読書家の時間の読書パートナーとのおしゃべりと一緒だなと感じました。