青梅PURC

私の最初の赴任地は、東京の西のはずれ、青梅市でした。
私の学校は、ちょうど山がとぎれるところで、
壮大な話にすると、関東平野関東山地の境目でした。




先生になると同時に小平から家も引っ越し、
青梅市の今寺3丁目にアパートを借りて住みました。
結婚して、狭山に引っ越すまで、
3年半を青梅で過ごしました。
でも、勤務は7年間初任校にいましたので、
7年間青梅と付き合ってきました。




さかのぼること大学3年生から先生になるまでの6年間は、
私の人生にとってのグレーゾーンです。
生きる屍のような日々から目を覚ましてくれたのは青梅でした。
正確に言うと、青梅市の二ツ塚峠の新緑です。
それを見て、それまでの6年間の人生を悔いました。
そして、「動かねば」と思いました。




それから結婚するまでの三年間は、
実にアクティブに日本中を飛び回りました。
青梅の中もMTBでひたすら駆け回りました。
毎週末必ずどこか自然のフィールドにいました。
ちょっとした時間でも釣りやMTBに乗ってました。




青梅の丘陵や、森や林は、くまなくMTBで走破しました。
わけもなく藪に分け入り、ガツガツ走り回りました。
街中も、飲み屋も、史跡もなんもかも。
充実した三年間でした。





そんな時を過ごした青梅です。
その青梅とまたかかわることになりました。




10月10日、青梅でPURCを行いました。
PURCについてはこちら。
http://purc.net/index.html
その名も「青梅の今を語る会」
ちょっとお堅い感じがしますが、
そんなこともなく、10人ほどの参加者で、
楽しく青梅のことについておしゃべりました。




偶数月のぞろ目の日が「全国一斉PURCの日」ということなので、
12月12日も第2回の青梅PURCを開催します。
私も事務局としてかかわっているのですが、
中心になっているのは、実は私の教え子です。
その教え子と話す機会があり、そのときの勢い(笑)で決まった企画です。




第2回の今回は、おしゃべりだけではもったいないし、
話し合いのイメージもつきにくいということで、
一日企画にして、午前中はフィールドワークを行い、
青梅の街中を、地元参加者のガイドでブラブラ歩き、
おいしいランチを食べ、
そして、午後は市民会館で楽しくおしゃべりしましょうというプログラムです。



でも実は私、12日は参加できないのです。
なので、ひと足早く、青梅の町を一人でブラブラしてきたので、
その時の写真をアップしたいと思います。
少しでも青梅の魅力が伝わればいなと思います。
そして、少しでも興味がわきましたら、
12月12日、青梅に遊びに来てほしいなと思っています。




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実はブラブラ歩きが本来の目的ではなくて、
理科見学で青梅の釜の淵(多摩川)に行くので、
その実地踏査が終わった後に一人でブラブラしてみました。




青梅の街は、街全体がレトロ調で、
「昭和の街」をうたって、観光事業に精を出しています。
街並みの中に、至るところにその趣向が凝らされており、
初めて来た人は、ほんとに一瞬タイムスリップしたかのような感覚になります。
一番目につくのは映画の看板。
これが商店街の一軒一軒の店に飾られています。
明星大学の学生さんが書いたらしいです。
もう一つは赤塚不二夫
この記念館があります。




こんな感じのウリがあるんですが、
私が撮ってきた写真にはそんなものはありません。
そんなものはなくても青梅は「昭和な街」なのです。









ゴタゴタと飾らない、素の青梅が私は好きです。
ほんの一瞬垣間見せる不思議な空間に引き込まれます。




不思議な地場産農作物の店。
無人ではない、ちゃんと店番のおっちゃんが中にいる。
本読んでた。
「かんだ」の看板はどうも駅から…?
11月に鯉のぼりはいかがなものか…




駄菓子屋。
中で子どもとおばちゃんがしゃべってる。




この店なんだと思う?
この店喫茶店です。
看板がない。
一杯のコーヒーを淹れるのに数十分かかるらしい。
客は5人も入れないらしい取材拒否の名店。
だから場所は教えない。




金物屋
研ぎもやる。





床屋の店先がたばこ屋。





赤ポスト。
観光用ではない。
普通にある。





何屋だかさっぱり分からない店。





店の陳列棚に、商品が半分も置いてない店。
中でおばあちゃんが店番してた。
お客がいっぱい入ってくる。
何かすごいものが売られているのか…。





この店魅力的。
ここ、商店街じゃない。
なんともこの店にピッタリな場所にある。




青梅にはこういう狭い路地が多い。
地元の人しか入らないうなぎ道。




そんな路地の中に突然お店が現れる。
この店にも看板がない。
お店だと分かったのは客が来たから。
豆腐屋さんです。
一枚前の写真の右側にありました。




路地シリーズ。









青梅の空。

右手に青梅市最高峰大岳山が見える。
夕日前。



千ヶ瀬、長淵方面を望む。




青梅駅夕景。
後ろは永山丘陵。




青梅の雲。





住吉神社
ここの5月の例大祭は壮大。
親が学校より祭りを優先だもんね。
青梅締め発祥地。
だるま市もおもろいよ。




幼児から中学生までがわいわい遊んでた。
しかも全力で遊んでた。
ここ以外にも、子どもがすげー街中に、路地に、空き地に、公園にいて、
しかも全力で遊んでる。
だれてない。
いや、これが一番魅力的だった。




さてさて青梅の街のほんの一部をご紹介しました。
私は青梅には住んでいないし、(住んでいたのは今寺、勤務地は東青梅)
実は青梅駅あたりはあまり知りません。
でもただブラブラ歩くだけでこの町の魅力は十分伝わってきます。
当日は、じもちーが裏話とともにおもしろ楽しく紹介してくれるので、
ぜひぜひ青梅に遊びに来てください。
そして楽しくおしゃべりしましょう!




12月12日は、全国一斉PURCの日。
青梅で「青梅の今を語る会」を開催します。