西多摩PACEについて

2010年12月12日、
ついに西多摩PACEが復活しました。
2年10カ月ぶりの再開です。





歴史をひもとけば、
第1回が2002年11月18日のことです。
私がPAに出会った(高久さんの本に出会った)のが2000年の春、
APを受けたのが2001年の春、
そこから1年半後に西多摩PACEを立ち上げました。




PAに出会ってから、
PA関係のワークショップにそれはもうたくさん参加しました。
それ以外の、体験学習法を使ったワークショップにも。
今、EFCや楽学に参加している若い先生方のように、
むさぼるようにしていろいろなところに参加していました。
(そのとき私は若くはないけどね)




でも…
インプットばかりじゃだめだな、こりゃ…
と気づくことにもなりました。
参加しているばっかりじゃ。
ようするに、ファシリテートしてみたい!
と思ったわけです。
体験学習法やってますから。




それと同時に、その当時は、
このPAというものを「広めたい」という野望もありました。
こんなおもしろくて教育効果の上がるものを、
みんな知らずしてどうするのよ的に考えていたところもあります。
血気盛んでした。
で、広げれば、実践者も増え、いろいろと情報交換できるし、
さらにお互いに学びあって、
深化していくことができるよなぁって考えていました。
ま、これはあまりうまくいかなかったんですが…




まずは、同じ学校の先生や、
西多摩小教研学級経営部の先生方に声をかけ、広報し、
参画者として同じ学校のはやとと、学級経営部のサチの3人で、
シークエンスを考え、
8年前、2002年11月18日に、
西多摩郡瑞穂町の武蔵野コミュニティセンターにて、
西多摩PACEは産声を上げました。




第1回の広報が、実はまだネットに残ってます。
貴重な記録!!
それがこれ↓↓↓

http://cgi.members.interq.or.jp/rabbit/shiro/maku2land//pa_osasoi.htm

すごい!!
まだ西多摩PACEという名前ではなかったんです。
「西多摩冒険教育学習会」だって…
かたすぎるだろ!




西多摩PACEという名前は、
正確には、
「西多摩 Project of Adventure for Cheerful Education」の略です。
実は、PACEという呼称はいただきものです。
当時、神奈川の藤沢市に、吉田浩之(チェアー)さんという方が、
「藤沢PACE」というPAの学習会を開いており、
その方に了承いただいて、お借りしました。
和訳すると、
「元気の出る教育のための冒険教育の西多摩版計画」
です(ほんとかよ)



ちなみに、藤沢PACEは今活動休止中です。
でも、大田区の大森で、大森PACEが活動中です。
みんなでPACEの輪を広げよう!




ちなみにちなみに、Projectと Adventure の間にofがあるのは、
of入れないとダメってPAJからクレームがついたそうです。
商標登録されてますからねぇ…




1回目と2回目の報告の記録がこれ↓↓↓
http://www.interq.or.jp/rabbit/shiro/maku2land/pa-news1.htm
http://www.interq.or.jp/rabbit/shiro/maku2land/pa-news2.htm

サチが書いてくれました。
いや〜懐かしい…

そして、会報はこれにておしまいです(笑)
その後の報告はMLをつくったのでそっちに移行。
ときたまきまぐれに、
ここ→http://6624.teacup.com/kai/bbs?page=2&
にも載せました。
ヒマな人は探してみてください。




もうひとつ貴重な記録がこれ。
その当時の私のPAへの考えです。
いや〜、これまた懐かしい…
http://cgi.members.interq.or.jp/rabbit/shiro/maku2land//pa.htm


人のHPに寄宿して連載してました(笑)
でもそんなに変わってませんね。
ぶれてないなぁ、自分。




さて、産声は上げましたが、
最初っから上手くいってたわけではありません。
なにしろ未熟者の3人でしたし、
大人相手にファシリテートしたのは小教研で数回あっただけでしたから、
なんだかうまくいかないことが多かったです。
「いったい何のためにやってるのか?」
を、はじめてからもう一度問い直すことになります。




西多摩の中に、PAへの認知も広がり、
実践する人もPACEのメンバーを中心に増えてきました。
でもそれっきりでした。
それがまずかった。
うまいこと根付かせられなかった。
もっと、深くかかわればよかった。
もっと任せてみればよかった。





でも、自分自身は成長できたのはとても皮肉です。





今までの全33回中、
特別ファシリテーターは、
マサ(篠田真宏さん)
メグ(長尾恵さん、AKIRAの奥さん)
にのさん(二宮孝さん)
ばん(山口一也さん)
CAMMY(神山貴さん)
の方々です。
ありがとうございました。




それ以外の30回近いファシリテートをやってきました。
それが今の自分をつくっていると思っています。
その無謀なチャレンジは、私に大きな学びをくれました。




一時期は20名近くコンスタントに集まった時期もありましたが、
(最高で30数名)
集客は好不調の波が激しく、
3人という日もありました。



最終的には、1ヶ月1開催もあやしくなり、
参加者もだんだんとジリ貧になり、
そしてついに2008年2月18日の第33回をもって、
長い休止期間に入りました。
最後の2回に、その当時はまだ何者でもなかったkuniが、
アメリカ帰りで参加していたのが印象的です。





休止には勇気が必要でしたが、
この当時には自分のかかえていたものがあまりにも多すぎ、
さらに、春からは新しいプロジェクトも控えており、
もうどうにもこうにもいかなくなっていたということもあります。
学びの主体が、楽学の方にシフトしていたこともあります。
西多摩の方々には申し訳ない気持ちです。
今ここでお詫びしたいと思います。





この夏、
NPO法人体験学習研究会の「ヤガイカツダー」に参加してきました。
そこでまたスイッチが入りました。
「あっ、やっぱこれだ」って。
そこではPAのアクティビティをやってたわけじゃありません。
十数人で4日間、冒険プログラム&日常生活を送っていただけです。
(&歌をうたいまくっていた)




でも、PAでした。
そこはたぶんにのさんもぱぱぞうもあっちゃんもねらっていたんでしょう。
見事にはまってしまいました。




そのときに、西多摩PACEを復活しようと思いました。
ちょっといろんなものを削ぎ落として、
自分のコアな部分にもどろうかと思っています。
一緒に学び合ってみませんか?



これから月1開催をめざします。
今後とも、自分ともども、西多摩PACEをよろしくお願いいたします。