ガイデッドリーディング  リーパーすみ子さんの新刊

「ガイデッド・リーディング」


聞いたことありますか??
日本語では「ガイド読み」と私たちは訳しています。
先生が本を読みながら、
聞いている子供にレクチャーしたり、
質問をしたりしながら、
本に書かれていることを少しずつ理解していくという手法です。
私たちが本を読むときにしている行為や思考を、
意識的に、声に出したり、質問したりしながら行います。
本に書かれている言語を習得していくという効果とともに、
本の「読み方」「読みとり方」のプロセスまで学べる手法です。
とても丁寧に、スモールステップが切ってあり、
学習者に寄り添うようにして展開されますので、
その部分の教授法や教師の立ち位置、在り方も参考になると思います。



学びの寺子屋「楽学」でも昨年の9月にワークショップを開催しました。
http://d.hatena.ne.jp/kaisaki37/20100819/1282188259



これがその本。


1月30日発売ですので画像がまだありません。
画像はこちら↓↓↓


目次等は以下に…。


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アメリカの小学校では絵本で英語を教えている』
 英語が話せない子どものための英語習得プログラム ガイデッド・リーディング編


リーパー・すみ子[著]/上原 恵里子[画]


B5変 224ページ 並製
定価1,900円+税
ISBN 4-7705-0207-9 C0082
奥付の初版発行年月●2011年01月




●紹介
 英語を話せない・書けない・読めない移民の子どもたちに、どうやって英語を教えるのか。アメリカの小学校で、長年、教師としてその問題と向き合ってきた著者が、日本の子どもたちのために書き下ろした英語習得法。
──メキシコ移民であふれるアメリカ、ニュー・メキシコ州。普段はスペイン語を使っている移民の子どもたちは、なかなか英語に馴染むことができない。そんな子どもたちを、英語で考え、英語で自分の意見を言えるような大人に育てるため、アメリカでは多くの試行錯誤が重ねられている。
 そのようなアメリカで成功を収める、英語名作絵本を使った英語習得法「ガイデッド・リーディング」。本書は、その指導法を実際の絵本を引きつつ具体的に紹介。子どもに英語を教えるすべての人にとっての必読書です。




●目次
▼はじめに
▼ガイデッド・リーディングってなに?
▼ガイデッド・リーディングのステップ紹介
▼ガイデッド・リーディングのグループ構成について
▼どんな本を選んだらよいでしょうか
▼読むときには3つのキュー(指示)システムを使ってみよう
▼アルファベットの読み方
◆1. 民族が異なる子ども同士の、たった34語の友情物語
Yo! Yes?
◆2. やさしい英語絵本からアメリカ文化をたっぷり
No, David!
◆3. リズムあふれるライミング絵本は英語耳を育てます
Goodnight Moon
◆4. 自尊心について明るく考える絵本
I Like Me!
◆5. 信じることの大切さを教えてくれる絵本
The Carrot Seed
▼ガイデッド・リーディングに適した本のリスト
▼巻末資料





●著者プロフィール
リーパー・すみ子
アメリカ在住。成城大学文芸学部国文科卒業。外国商社に勤務し、米国人秘書を務める。コピーライターとしての業務を経験後、米国留学。アイオワ州立大学大学院ジャーナリズム学部修士課程卒業。ニューメキシコ大学教育学部で図書館学コースを修了。1983年、ニューメキシコ州教員免許を取得し、ニューメキシコ州アルバカーキー市の公立小学校に図書館司書として20年間勤務した後、リタイヤ。時折来日して、アメリカの英語教育を紹介している。
著書:『ライブラリアン奮闘記』(径書房1996年)/『えほんで楽しむ英語の世界』(一声社2003年)/『アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている』(径書房2008年)


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上記の出所は、出版社のHP こちら↓↓↓
http://www.komichi.co.jp/bd/4-7705-0207-9.html




英語教育として書かれた本ですが、
私としてはやはり「ガイデッド・リーディング」の部分がとても参考になりそうです。
リーディング・ワークショップに興味のある方もぜひご購入くださいませ。