読みたくない本を読む力

読みたくない本を読む力は必要か。

 

 

私たちは選書する時、当然自分の読みたい本を読みます。

おもしろそうだな、

この作家好きだから安心して読めるな、

このジャンル、大好き!

お、異世界転生ものだ、絶対おもしろいはず!!

てな具合に、自分の興味関心に寄って選書します。

興味関心があるということは、

そのことについて悪い印象はもっていないということ。

 

 

しかし…

人生において、読みたくない本を読まなきゃいけない時もある。

知って得する予防接種の話

知って得する予防接種の話

 

なんじゃこりゃ?

と思うかもしれませんが、これは読まなきゃいけなかったんです!!

この1冊だけじゃありません。

実は、私、今、大学生なんです。

風越学園は小中の義務教育学校なので、

小学校と中学校の両方の教員免許をもってなきゃいけません。 

私は大学生の頃遊びすぎたので、小学校の免許しかありません。

ですから、今、必死こいて中免取得を目指しています。

そして…なぜだか…科目が…体育科…笑

ということで、スクーリングやらレポートやら実技やらやりまくっているわけです。

 

 

で、レポート書くために、指定された教科書をどうしても読まなきゃいけない。

しかしまぁ、どんだけだよ…という感じです。

数十冊読みましたが、いやーーーーつまんない。

(でも、この予防接種の本はけっこうおもしろかったです)

しかし、読まなきゃ書けない!

 こういとき、「読む力」があるかないかはとても重要。

読みたくない本でも、なんとか読めるのは、地力である。

 

 

今日、職場で、あすこまさんと、スタッフの研修のことを話していて、

読みたくないのに、必要だからと読まなきゃいけないのは辛いよね、

という話になりました。

でも、これ、けっこう、よくある。

子どもたちにカンファランスするのに、

子どもたちが読んでいる本を知っているのと知らないのとでは天地の差があるので読まなきゃと思う。

普段あんまり読まない子がめっちゃ読んでる本は「読まなきゃ!」と思う。

「先生!これおもしろいから読んで!」と言われて、(いやー、この手の話興味ないんだよな〜)と思いながら「どうだった?」と聞かれると困るから読まなきゃいけないと思う。

ミニレッスンに使う絵本を探すために、自分の興味関心に関係なく「あ」の本棚から片っ端に読む。

あの子にはこの本、この手のタイプの子にはあの本、あの子のレベルならこの本…

 

 

つまり、リーディング・ワークショップを実践する教師は、自分の興味関心よりも、子どもたち一人一人の興味関心に沿って「読む」ということを「前もって」やらなきゃいけない。

実際にやり始めているときは、後手後手になっちゃうんだけどね。

 

 

さてさて、11月からまたまたスクーリングが始まります。

今日3月までの分の履修登録をしました。

座学スクーリングが5日間、

実技スクーリングが16日間、

レポートが18本、

さあて、気合いを入れて、読みたくない本を読みたいと思います。_| ̄|○