授業づくりネットワークと平成20年度1月23日の学級通信

昨日は授業づくりネットワークの夏大会でした。
代表の上條さんには昔も今もとってもお世話になっているので、
こころよく引き受けさせてもらいました。



が!



実は何をやるかよくわかっておらず、
前日の打ち合わせにてようやく理解した次第であります。


急いでその日の夜に準備して、
(うそ。吉祥寺でタイ料理を食って家では男子サッカーを深夜見ていた)
当日朝も早起きしてキーノートで仕上げ、
(うそ。寝坊してあせって初めてのキーノートにいらついて一人キレまくっていた)
コメントを電車の中でも考え、
(うそ。爆睡。しかも降りる駅を間違え、成蹊大学行きのバスのない駅に降りてしまい、タクシーで…)
成蹊大についても入念に流れを考え、
(うそ。いろんな人と「久しぶり〜」とか言いながらだべっていた)
本番を万全の態勢で迎えました。(笑)




一緒にやった菊池省三先生はいまやプロフェッショナルな時の人ですが、
実は一年前に、石巻で子ども熟議が行われたときにお会いしており、
仙台でも牛タン喰ってビール飲んで、
子ども熟議が終わった後には、被災地を案内して差し上げました。
子ども熟議での、大学生相手のファシリテーターのレクチャーや、
当日のメインファシリテーターの在り様は、
テレビで見た以上のプロぶりです。
NHKはまだすべてを映像に出し切れてはいません。
そして、何より、この人は、常に、
「HAVE FUN」なんです。
そこがすごいです。
そこに私は一番のプロを感じます。




で、自分の発表はどうだったかというと、
まあ、なんか、たぶん・・・よく伝わらなかったと思います(笑)
なんかいろいろと勘違いされているようなので、
興味がある人はそのうちわかるでしょう。
めっちゃ無責任!!
あれがPAだと言われても、PA知っている人でも???かな。




さて、今回の学級通信は、
前回に引き続きロング学活のもの。
本番を1週間前に控え、全員の個人の目標を共有します。



ロング学活の準備は、実は前年の12月から始まっており、
12月の初旬にクラス会議での話し合いからスタートしています。
ふつうは、「何をしたいか」から入るでしょうが、
うちのクラスは違います。
まず、「何のためにやるのか」
ゴールイメージを全員で共有します。
「さかさまデザイン」というやつです。



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もぐらのさんぽ NO‘43


○○市立○○小学校五年三組学級通信 H21,1,23


   ロング学活へ向けて…目標設定


さてさて、ロング学活まであと一週間となりました。
このロング学活は、5年生の目標である、
『状況を的確に判断し、主体的に行動する子ども』
を達成するための、仕上げの行事です。
移動教室では、グループでの行動に責任をもつというはんいでしたが、
今回は、クラス全体での判断や行動に責任をもつ、ということになります。
(卒業関係の行事では学年全体の、そして、6年生になったら学校全体の、という感じにステップアップしていきます)


12月から計画をしてきて、
まず最初に、「なんのためにこのロング学活をやるのか」ということを考えました。
これをちゃんと決めないと、
何をやるか、どのようにやるかという具体的なことは何にも決まりません。
ということでいくつか出たものを三つにまとめたものがこれです。



ロング学活の目的
  
  
   1 他のみんなに楽しんでもらい、気持ちよく帰ってもらう。
   2 クラスで協力して、楽しんで、思い出を増やす。
   3 1〜6年生までと交流する



これを受けて、何をやるのか、どうやってやるのかを考えました。
役割も決めました。
そして、個人の目標と、自分がみんなにやってあげられることを宣言してもらいました。
それを以下の表にまとめたので、友だちのをしっかりと確認してください。
そして、振り返りの時に、
しっかりとフィードバックをしてあげられるようにしておきましょう。


  個人の目標

・一日でも早く自分の仕事を終わらせる。そして当日みんなと協力する。
・みんなと協力してダンボールを立てたり、計画を練ったりして自分の仕事を早く終わらせ、本番は1年生から6年生までが楽しめるようにする。またぼくはかんばんつくりの役なので、ふざけずに取り組む。
・みんなで楽しくケンカをしないで楽しくやって、自分はおばけ役なので、ふざけないでやんないようにする。
・受付で一年生から六年生までの人といっぱい交流する。ロング学活は、学校の全体がいっしょにやる行事の最後だから、野球のせんぱいや、なかよし班の班長、副班長の人たちに感謝をこめていく。ロング学活の一日前には準備を終わらせる。
・最後に楽しかったなーとか、よかったなーと思えるようにするために、アイディアを考えたり、人の話を聞いたりする。
・集中して自分の仕事に取り組む。楽しいロング学活で終わらす。客を整理する。
・困っている人がいたら助ける。しゃべっている人がいたらちゃんと聞く。
・なんでも笑顔で聞く(受付)。1人だけちがうことをやらないようにする。話し合っていて、友だちの言った意見に「それは無理だよ」とかは言わない。できると言う。なので、これからはいっさい「無理」という言葉は言わない。
・みんなが楽しく安全に活動できるようにしたい。あとケガもないようにしたい。
・人に言われる前に自分から積極的になんでもやる。おばけ役で本気でやる。1人でやれることは1人でがんばる。
・けらない。たたかない。ぶっこわさない。
・自分でできるところはなるべくやる。だれかが困ってて、それが自分でできることなら手伝う。できないことだったらできる子に聞いたりする。自分一人でやろうとしない。(かかえない) おどかせるように、その役になりきったりするために練習する。PAとかGWTとかでやったことを生かす。楽しむ!!でもけじめをつける!
・本番前までに、こわく話せられるようにがんばってたくさんリハーサルをする!! 笑わないでこわい話をする。
・アドバイスをする。分からない人がいたらいっしょにやる。
・相手の意見をよく聞く。
・積極的に意見を言う。
・積極的にアイディアを言う。てきぱきと行動する。言われたことはその期限までにやりとげる。
・おばけ役なのでふざけないでやることと、最後にみんなが「楽しかった」とか「こわかった」とか言ってもらえるようにしたい。自分も楽しく、みんなも楽しくやれるとうれしいです。
・自分から積極的にダンボールとかこわれていたらガムテープでなおす。ふざけないで本気になっておばけ役をすること。まじめなことはまじめに、楽しいことは楽しくやること。
・人の言っている意見を聞き入れる。冷静に考える(いつもうるさいから)。もめ事をしないようにする。
・ロング学活が終わったあと、みんなが、ロング学活だけじゃなく、準備も全部楽しかったね、サイコーだったねって思えるようにする。
・チームで話し合っているときなどに、相手の意見を受け入れ、積極的に意見を言って話し合う。自分の仕事をなるべく早く終わらせる。本番でうまく泣いているように思わせるために練習する。
・私はいつも(たまに?)自分で考えていないので、ロング学活で目標にすることは、「みんながなっとくできることを自分で考える」です。
・ロング学活が終わるまでにみんながこわがりそうなことを工夫して考えて、おどかすところは思い切り声を出す。
・ペアにもう少し積極的に話しかけて意見を言い合い、本番までに着実に準備を進めていきたい。楽しみながらやっていきたい。
先生・おこらない。キレない。待つこと。みんなが気付くのを待ってあげること。



「みんなのためにやってあげられること」はのせられなかったけど、たのめばことわる人はいないと思います。みんなで助けあってやっていこう!!


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