質問への回答と雑感②

2つめの質問より。


・初めに3つの問いがあり、今日は何をテーマにすればよいのか私はいまいちインストラクションから理解できていなかったみたいです(汗)。でも、子どもたちは全然迷わずに始めていたし、カイさんの意図した通りだったのですよね。

⇒カイさんが「上手くいくか分からないけどやってみよう」と言っていて、子ども達も細かい指示がなくても行動に移れる。アウトプットを恐れないというか、上手く(きれいに?)やることが大事なんじゃないという感じ。私は悩みすぎて踏み出せないことが多いし、失敗しないように子どもを縛りすぎかもと思いました。


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前にも書きましたが、あの3つの問いは、この領域に入った直後にみんなで考えた全体の問いです。
個人の問いは、この中の3つの問いのどれかと関連性があります。
ですから、あの3つの問いの中から1つを選ぶのではなく、
「私の問いは、この3つの問いの中のこの問いと関連のある問いである」
というのを一人一人は意識しているわけです。
WBMで私も混乱するだろうな…と思っていました。
それが、「上手くいくか分からないけどやってみよう」に表れています。
しかも、3回目のチャレンジで、1・2回目はいまいちパッとしないで、
新しいやり方に変えての3回目ですから(笑)



けっこう、この、「上手くいくか分からないけどやってみよう」というのは、
今までいろんな場面でやってるような気がする。
なんかよく分からないけど、やってみたり、歩いてみたり。
歩くのはよくやったなぁ。。。
転校、引っ越しばっかりやってったから、未知の場所を歩き回るのは好きだ。
路地裏とかめっちゃ好きだ。
今は飲み屋放浪だ(笑)



路地裏徘徊から、
大きくなると、これが自然の中へと移っていったな。
一人で山、川、海、島…歩き回った。
必ず一人だった。
気楽なのと、気を使うのが嫌なのと、自分のやりたいことができなくなるのが嫌だった。
無茶なこともいっぱいやった。
死ぬかもしれない…ってことも。





せんせになってからもあんま変わんなかったなぁ。
でも、PAに出会ってからは、
先生の仕事の中で「まじめ」なチャレンジするようになったかな。
それまでは、「ふまじめ」なチャレンジをいっぱいやってた。
ほぼウケ狙いのような。



PAは、「やってみなくては分からない」というある種いい加減で漠然としたものに、
理論的な意味付けをしてくれた。
それが「体験から学ぶ」ということだ。
体験学習サイクルというものを知って、
人が何かを獲得するときに、
人から教えられたり、何かで調べたりしているのは「知る」という段階で、
「できる」「わかる」の段階は、その先にあるのだということや、
教えられたり、調べたりするよりかは、
先に体験して、そこから自分で気付いていったほうが、学びとしては深くなるとか、
そんな学びの構造?みたいなものを、自分が体験して分かった。



この「体験的な学び」は、ほんとに強烈。
先生がやり方全部説明してたらたぶんWBの前で子どもたちは窮屈そうにしていたんじゃないだろうか。
「ま、やってみよう!」って渡されたほうが、生き生きと自分たちであーだこーだいいながら、
そのプロセスごと楽しむんじゃないだろうか。
きれいにやる、スマートにやるのは見ている親は安心するだろうけど。





路地裏も、自然の中も、飲み屋も、体験から学んだから今の私に残ってるんだな。