6月終わった。

6月終わりました。
今年はしっかりと梅雨ですね。
学校は学期末に入りましたね。
この週末が締め切り前の追い込み日という方々も多いことでしょう。
私のおくさんは、休日出勤です…。
私は、27年ぶりに、学期末の成績付けまたは通知表から解放されました。
だからといって、楽になっているわけではないですけど、
ちょこっと感慨深いものがあります。



前に、学校という現場はとても恵まれている、と書きました。
物的環境、人的環境ともにありとあらゆるものがそろっています。
まあ、自分でそろえたものもありましたが、
最初からそこにあって当たり前というものがとてもたくさんあります。
足りなければ、自分の好きな物を、好きなように取りそろえることができます。
(まあ、若干うるさく言う人もいますが…)
時間、空間、仲間の3つの「間」も十分過ぎるほどあります。
仕事場も、チームで動くことがほとんどで、いろんなサポートが周りから受けられます。



一転、今の仕事は、それがありません。
(風越の仕事はちょっとまた違った場なのでおいといて…)
ファシリテーターのほうは、そもそも何もないところで、
参加者が「今、ここ」の体験からの気付きで、
「何か」を創っていくのをファシリテートする仕事なんで、
まあ、とんでもなくシビアです。
使う道具(エレメントやグッズ、ツール)も限られているし、
さらには、めっちゃ時間が限られている。
もう一つの仕事は、もうね、何もない(笑)
狭い教室と机と椅子と黒板とテキスト1冊、それだけしかないから。
自分でいろいろと道具やシートを用意することもできないのです。
時間は70分1本勝負。



学校の中にいる時には、あまりの窮屈さや制限に辟易していたところもありましたが、
今、外に出てみて、「いやぁ、学校って、けっこういろんなことできるんじゃね?」
と思うこと仕切りです。
もっといっぱいチャレンジしとけばよかったなぁ…。



図書室にある数万冊の本、
広大な校庭、プール、遊具、運動用具、
一人に一台あるパソコン、ネット環境、視聴覚・IT機器、
音楽室、図工室、家庭科室、理科室には何やらおもしろいものがいっぱい、
潤沢な文房具、紙類、
農園、畑、花だん、池、たくさんの樹々・植物、
たくさんの先生、関われる大人たち、
そして子ども、たくさんの子ども、無条件に集まってきて、
期待に心はずませて学校に来てくれるこどもたち、
いくらステキな学びの場を用意しても、
子どもが集まらないからどうしようもないっていうことは世の中にはざらにある話。
あなたが、子どもの教育に携わりたいと思って今の職に就いたのなら、
今の学校現場、特に公立の学校現場に失望しちゃいけない。



「いやー、そんな自由に使えないっすよ〜」
って思わないで。
断言しよう、学校は恵まれている。
他の学校、地域とも比べないで。
あなたの学校は、学びの場としては、素晴らしい環境にあります。
「それを使いこなす時間も余裕もないっす…」
って思うでしょう。
私も現役の頃はそう思っていました。
でも、今考えるに、「使いこなす」っていうところから視点を変えて考え直すことが必要かなぁって思います。
学校にあるものは、教えるための施設や道具としてあるものだと考えてしまうと、
先生がどうやってうまく「使いこなす」ということが必要になるでしょう。
でも使うのは子どもたち。
まずは子どもの学びがあって、
それに使われるものって考えたほうがいいんじゃないのかなぁって思うようになりました。



広い体育館にいて、体育倉庫にたくさんの用具があって、
「さあ、何する?」
って、子どもに問いかけたことがあっただろうか…。
「今日は跳び箱です。跳び箱は1段から6段まで出します。4段から5段までは縦向きと横向きと両方用意します。各跳び箱には踏切板と短いマットをつけてください」
ってな感じ。
「さあ、何する?」って問いかけたらどうなる?



理科室にいて、たくさんの実験道具を前にして、
「今日は『ものの燃え方』だよ、さあ、何する?」
って子どもに問いかけたことがあっただろうか…。
「先生の机の上に実験道具を用意しました。各班から代表の人が取りにきてください。やり方は教科書の◯ページに書いてあります。みんなで確認してから始めます」
ってな感じ。
「さあ、何する?」って問いかけたらどうなるんだろう?



うーん、もっと、もっとだな。
教室の朝のサークルタイムで、
「今日、何する?」
でいいんではないか。
そのあと、三々五々学校内に散らばる子どもたち。
思い思いに自分のやりたい探究課題に向き合う時間と場所。
そんなことが学校では可能なんじゃないかなと思う。
図工室の道具と材料、自由に使えたら楽しいだろうな〜
体育館で用具引っ張り出して自由に遊園地みたいにして遊べたら楽しいよねぇ(これはやってた 笑)
校庭に穴掘ったり、木登りしたりしたら楽しいよね。
試してみたいことあったら、理科室の実験道具自由に使えたらおもしろそう。



と、無責任に言ってみた。
今はそこから離れたし、
当時は自分は教室の中で、国語くらいでしか実践できなかったけど、
あ、総合と学級活動(ボランティアサービス)はかなり学校中で勝手にやってたな。
子どもの学びがあって、それをサポートする意味でのいろんなモノとヒト。
学校はおもしろい。



「今日何する?」
って、PAの言葉にあったね。
英語でなんて言ったっけ?



さて,恒例の6月の仕事場所😄
西日暮里、小金井、高尾、桜木町本八幡、高尾、小金井、新横浜、本八幡、渋谷、八王子、渋谷、白金台、新横浜、軽井沢、本八幡高田馬場、渋谷です。
うん、がんばった。
7月もがんばろう!!
みなさんも、成績やら個人面談やら大変な時期ですが、
夏休みが待ってるぞ〜!!


7月9日(日)は、みくに出版セミナーです。
安心・信頼の学級づくりと題して、いろんな「そもそも」をみんなで考えていきます。
にのさんと一緒にやります。
私は「ボランティアサービス」の実践を紹介します。
申し込みは以下のリンクから↓↓↓
http://www.kokuchpro.com/event/APA0709/

夏休みしょっぱな7月22日(土)は久しぶりの西多摩PACE、アンディ登場です。
こちらは残念ながら申し込み終了しました。
お会いできます方、楽しみにしててくださいね😄

ではでは〜