桃太郎は盗人なのか?

facebookの◯年前の思い出の投稿で、

作家の時間の、物語のユニットのときの、

ミニ・レッスンを紹介した投稿が出てきました。

そのときのミニ・レッスンに使ったのが、「ももたろう」の絵本です。

 

ももたろう (日本むかし話)
 

 

そして、昨日、またfacebookの思い出投稿に、

作家の時間の物語のユニットのときの、

「翻作」のミニ・レッスンを紹介した投稿が出てきました。

そのときのミニ・レッスンに使ったのがこれです。

https://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013/no1_b.html

で、そのときの読み聞かせはこの絵本。

 

それからのおにがしま (えほんのマーチ)

それからのおにがしま (えほんのマーチ)

 

戦い後のおにがしまの翻作です。

 「ももたろう」づいてますね。

 

 

さて、今日の本は、そんなfacebookの思い出がぴょんと飛び出す前に、

amazonでポチりとした本です。

なので、あまりのタイムリーさにビックリしてしまいました。

それがこの本。 

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

 

 作者の倉持よつばさんは小学5年生の女の子、

よつばさんがある1冊の本から、あることに疑問をもち、

あることをひたすらに探究していった夏休みの自由研究をまとめた本です。

そのあることというのが「ももたろう」そして、「おに」。

いやはやすごいですね。

彼女、探究のために、200冊あまりのももたろう関連の本を読んだそうです。

絵本がほとんどですが、中には学術的な本もありました。

本が見つからないときは図書館の司書さんへ相談し、

江戸時代の本が読めないときは学芸員さんへ相談し、

神社へ行き、

博物館、資料館へ行き、

大江山に行き…笑

すごい探究熱。

 

 

その中でもやはり「本」ですね。

このインターネット全盛時に、「?」を本で追究しまくるというのがすごい。

150冊の「ももたろう」の絵本をすべて読み、

比較検討、検証しています。

ということで、風越の図書館に入れておきたい本になりました。

 

 

残念なのは…

彼女の自由研究の原本が、

小さく小さく印刷されてほとんど読めないこと。

あれが本の1ページにつき原本1枚載っていれば、

その「熱」がめっちゃ伝わってきたのになぁ…と思います。

活字になってちょっと半減してしまっています。

彼女の本物の字のままで読みたかったです