料理14 怠学

3年生になって、サークルの部長になりました。

「レクレーションスポーツクラブ」略して「レクスポ」といいます。

私が入った時に、創部8年目でした。

ですので、私は第10代部長ということになります。

もともとは、体育会の方々がつくったサークルでした。

体育会の「チャンピオンシップ」偏重の体質を嫌った方々が立ち上げたそうです。

チャンピオンシップを否定しているわけではありません。

スポーツの楽しさは、勝つこと以外にたくさんあるよね、

強い人しか楽しめないってことは絶対ないよね、

スポーツの楽しさは、あらゆる人々に等しく享受されるべきであって、

何か特権がある人々だけのものではない、

というような理念のもと活動していました。

部員は100人を超えていました。

まったくのスポーツ初心者や、体に運動制限のある人から、

高校ではバリバリにやってたけど、大学では純粋にスポーツを楽しみたいという経験者まで、

多種多様な人たちが集っていました。

月曜日…バレーボール

火曜日…バドミントン

水曜日…ソフトボール

木曜日…バドミントン

金曜日…部会

土曜日…バスケットボール

単発的に、

夏休み…キャンプ、上のスポーツの合宿

クリスマス…オールナイトスケート

春休み…スキー合宿

などなど、部員は自分が参加したいものに自由に参加します。

インストラクターは経験者が務め、初心者に丁寧に技術指導してくれる。

 

まあ、こんな感じで楽しくやってましたが、

体育会からはめっちゃ目の敵にされていて、

学園祭の時(うどん屋営業)にはいつも体育会の人たちから襲撃をくらっていました。

嘘みたいなホントの話。

 

サークルのほうも忙しくなって、

このころから講義、授業にはあまり出なくなり始めました。

(続く)

 

 

あ、余談ですが、

卒業して30年くらいして、

勤務していた学校に、私の行ってた大学の教育実習生が来て、

その子に「レクスポってまだある?」って聞いたら、

「あー、あの飲みサーのですか?」とにやけ顔で聞き返され、

衝撃を受けた次第です…

めっちゃまじめにスポーツのことを考えて日々自分たちでつくり上げていたのに…

飲みサーに成り下がっていたとは…(T . T)